この問題を解決するために、DSNG (Damped Stochastic Noise Generation) と呼ばれる修正版のモデルを開発し、FINE/Acousticsに搭載しました。DSNG法は、LESのような高コストシミュレーションと比較して、CPUコストを1オーダー以上削減します。特に、乱流場や関連する音源を費用対効果の高い定常RANSシミュレーションに基づいて再構築します。これにより、産業界で利用可能な計算機リソースを用いて、設計者がこの手法を効率的に利用できるようになります。収束テストにより、新しい定式化により完全に収束した結果を得ることができ、ジェットノイズのケースやスラット付き翼の実験結果とよく一致することが分かりました。
最終更新日:
2023-12-21 16:02:48.0
上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。
広帯域騒音解析が可能!2桁以上の高速化を実現した騒音解析の統合ツール
【掲載内容 ※詳しくはカタログをご覧ください。】
『FINE/Acoustics』は、2桁以上の高速化を実現した騒音解析の統合ツールです。
トーン空力音響(FINE/TurboのNon-Linear Harmonic(NLH)法との完全統合)、広帯域空力音響(定常RANSに基づく音源モデル)などが可能です。
【解析例】
○自動車サイドミラーの広帯域騒音解析(8コアで2.5時間)
○DESに基づくプロペラの広帯域騒音解析
○NASA-ANCFファンのトーン騒音解析(48コアで2.5時間)
○マフラー透過損失のFEM解析(デスクトップPCで2時間)
○ウォータポンプ振動のBEM解析
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日本ケイデンス・デザイン・システムズ社