SPT Labtech Japan株式会社

Cryo-EM用自動グリッド凍結システム chameleon

最終更新日: 2022-09-15 13:59:02.0
高品質、再現性のあるCryoEMグリッド作成に!

chameleon

高品質なCryo-EM試料の作成をお手伝いします。
グリッド表面のナノワイヤーにより、サンプルのブロッティングが不要です。

● ブロット不要の高速サンプル処理
ナノワイヤー処理された吸湿性グリッドを用いるため、空中での迅速なサンプル分注が可能です。これにより気液界面効果の影響を軽減し、優先方位、凝集、または変性の影響に対処できる可能性が生じます。

● 自動グリッド処理
グリッドホルダーにセットされたグリッドへのサンプル塗布から、グリッドの凍結までの一連の動作が自動化されています。動きが正確に制御されているため、手動による損傷や損失が起こりません。

● サンプルの追跡と記録
再現性を確保するため、関連するパラメータとグリッド画像を記録します。

● 特長
◻︎ 本体内部のワークフローに組み込まれたグロー放電装置
◻︎ ピンセット降下速度の調整機能
◻︎ サンプル分注後のQCシステム
◻︎ データトラッキングおよびレポート作成機能

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基本情報

< chameleon >
■ 最小サンプル分注量:6 nL
■ 最小サンプル準備量:5 μL
■ 分注から凍結までの標準所要時間:101 ミリ秒
■ 分注から凍結までの最短所要時間: 54 ミリ秒
■ サンプルブロック温度範囲:4℃以上、37℃以下
■ 電源:単相115/230V (+/-10%) 50/60Hz ≦6A
■ 重量:225kg
■ 本体サイズ(mm):W916 x D708 x H1687

価格情報 お問い合わせください
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型番・ブランド名 chameleon
用途/実績例 chameleonは、これまで「Spotiton」として研究開発されてきたシステムを製品化したものです。
基幹となるアイデアは、New York Structural Biology Centre (NYSBC)のBridget Carragher と Clint Potter のグループにより考案されました。彼らは、既存のグリッド準備手法の限界に着目し、インクジェット技術を用いてサンプルの分注を微量化することにより、グリッドのガラス化におけるより確実で再現性のある技術の開発を目指しました。2012年に公表された Spotiton は、度重なる改良を経て、高解像度の構造解析および気液界面効果に関する最先端の論文発表の増加に貢献しました。
chameleonは、Spotitonの利点を活かし、これまでSPT Labtech社が培ってきた構造生物学分野での自動化技術を組み込んで構築されました。最新の情報は、SPT Labtech Japanまでお問い合わせください。

詳細情報

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ピコリッター分注ヘッド:ピエゾ方式を採用し、空中でもサンプルを正確に微量分注します。
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グリッドホルダー&ピンセット:全ての動作が自動化されているため、グリッドの損傷リスクを低減します。
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凍結剤用ボウルアッセンブリー:本体へ組み込み可能で、エタンの温度と液体窒素の液量をセンサーにより感知します。
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カメラ:一つは、ピンセットの降下速度の計算とグリッドのチェックに用いられます。 もう一方は、サンプル分注の状態チェックに用いられます。
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本体ドアのインターロック:常に機器を安全に使用できるようにします。

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