AGC株式会社

化学品カンパニー

イオン交換膜『セレミオン』電気透析装置

最終更新日: 2024-09-17 19:06:47.0
カラムよりお手軽!イオン交換膜『セレミオン』利用の電気透析装置は再生処理が不要。様々な分野で分離・精製・脱塩・濃縮ができます。

AGCグループが開発・製造している『セレミオン』による電気透析装置は、イオン交換膜と電気の働きで溶解中のイオン性物質を短時間で分離・精製・脱塩・濃縮することができます。

<無償貸出機について>
現在、小型電気透析装置を2週間無償でご提供しております。
導入を検討中の方、ご興味のある方は、ぜひこの機会をお見逃しなく。
※無償貸出は、予告なく終了する場合がございます。ご了承ください。

<電気透析による精製に適した成分>
DHA、EPA、キトサン、タウリン、カルニチン、キチン、クエン酸、グリセリン、ケラチン、シルクプロテイン、オルニチン、キシロール、アスパルテーム、アントシニアン等
*詳細はお問い合わせいただくか、カタログをダウンロードしてください。

基本情報

イオン交換膜 セレミオン
 電気透析、拡散透析、水素イオン選択透過、1価選択透過、高耐久性膜等お客様の用途に応じたイオン交換膜を用意しています。

電気透析装置(ED)
 食塩製造、食品・調味液脱塩、工程廃水脱塩再利用、井戸水の脱塩・脱Nによる飲料水の製造、酸回収等にご利用いただけます。直流電流を駆動力として有機物と塩の分離が効率よく行えます。また、薬剤の使用量を大幅に削減することができます。

拡散透析装置(DD)
 酸回収にご利用いただけます。濃度差を駆動力とするためイオンを移動させるための直流電力の必要がなく、ランニングコストが安く装置もシンプルで日常の運転管理が容易です。回収した酸を再利用することで、金属の表面処理工程等に有効利用できます。

「セレミオン」はAGCエンジニアリング株式会社の登録商標です。

価格帯 お問い合わせください
納期 お問い合わせください
型番・ブランド名 セレミオン
用途/実績例 ・電気透析による脱塩濃縮プロセスのテスト
・海水濃縮による食塩製造
・各種食品の脱塩及び濃縮
・各種工程排水の脱塩再利用
・最終処分場浸出水の脱塩及び濃縮
・各種金属表面処理液の精製及び酸回収
・医薬中間体の分離・脱塩・精製

詳細情報

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[イオン交換膜]
イオン交換膜はシート状に成形された有機高分子材料で、スフフォン酸や4級アンモニウム等のイオン交換基を含んでいます。
イオン交換膜は用途に応じて数多くの種類が用意されていますが、基本的には陽イオンを通過する陽イオン交換膜と陰イオンを通過する陰イオン交換膜に分類されます。
陽イオン交換膜にはマイナス荷電を帯びた官能基が、陰イオン交換膜にはプラス荷電を帯びた官能基か固定されているため、固定荷電と同荷電のイオンは膜内の通過を疎外され、反対荷電のイオンだけが膜内を通過できます。
電気透析原理.jpg
[原理]
陽イオン交換膜と陰イオン交換膜を交互に、スペーサーを介して多数組積層し、その両端に1対の電極を配置します。陽極側の陰イオン交換膜と陰極側の陽イオン交換膜で仕切られたスペースは脱塩室(D室)と呼ばれ、それとは反対に陽極側の陽イオン交換膜と陰極側の陰イオン交換膜で仕切られたスペースは濃縮室(C室)と呼ばれます。電気透析槽ではD室とC室が交互に配置され、D室に原液を供給すると陽イオンは陰極に向かって陽イオン交換膜を透過して右隣のC室に移動しますが、C室の陰極側は陰イオン交換膜で仕切られているために、さらに右隣のD室に移動することはできません。 同様にして陰イオンはD室から左隣のC室に移動します。結果としてD室で脱塩され、C室に濃縮されることになります。

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