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現場トラブル事例「施工直後の橋脚が10cm沈下、矢板引き抜き後の検査で発覚」対策工法案
現場概要：
本現場では河川を渡る道路橋の整備事業において、橋長約40m、2径間の橋梁新設工事で、下部工の施工後に橋脚の不同沈下が発生した。施工前の地盤調査によると、河床下の深さ3m程度までは薄い粘性土層を挟む緩い砂層であり、その下位はN値30～40の蜜な砂質土が分布している。河川両岸の橋台は杭基礎、河床部の橋脚は密な砂質土を支持地盤とする直接形式であり、橋台・橋脚ともほぼ同時に施工された。橋脚の施工では、ウォータージェット併用で締め切り矢板を圧入し、切り梁を設置して基礎底面まで掘削した。基礎底面での支持力確認のための載荷試験を実施後に、橋脚を築造し出来形を確認。そして河床レベルまで埋め戻し、矢板を引き抜いた。この直後、橋脚の左岸側で10cm、右岸側で0.8cmの沈下が検査で確認された。
本現場で生じたトラブルは何が原因だったのでしょうか？
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旭化成アドバンス株式会社 環境資材事業部
