Pharma-X熱交換器は独自のチューブ・イン・チューブの3重管構造を用い、製品液が中央のチューブを、加熱・冷却媒体が内側および外側のチューブを流れます。また各流路にはスパイラル・コイルが配されており、流路間隙を均一にするともに、伝熱効率を増加させます。乱流によってバイオフィルム生成のリスクが最小限に抑えられます。3本のチューブおよびスパイラルが180度の角度に曲げられてU字に成形されています。コンパクトな設計のため、スペースを最適に利用できます。U字チューブによって熱の膨張が吸収されるため、冷却・加熱装置のとして幅広い温度差でも問題なく、蒸気殺菌も可能です。
基本情報
■□■特徴■□■
Pharma-X熱交換器は内部に溶接箇所が無いので、溶接箇所の不具合による二液混合による汚染の心配はありません。
また、プロセス液側は単一流路であり、デッドレグがありません。これにより、製品液側の流れを完全にコントロールできます。
完全向流で、高い乱流を発生させるPharma-X熱交換器は、高効率の熱交換を実現します。
又、内部保有量が少ないので冷却水量を大幅に削減できます。応答時間は非常に短くわずか数秒のレベルです。
ファーマ・X熱交換器はガスケット等消耗部品が無いメンテナンスフリーのため、ダウンタイムを最低限に抑えることができます。
■内部保有量が少なく、温度変化への応答時間が非常に短い
■熱交換器内部に溶接箇所がないため二液混合の心配が無く、漏れの検出が簡単
■冷却水量が少ない
■プロセス液側がドレナブルである
■電解研磨仕上げのシームレスパイプのためサニタリー性が高く、清潔
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用途/実績例 | ■□■用途■□■ このサニタリー多重管式熱交換器Pharma-Xの代表的な用途は、WFIのポイント・クーラーですが、その他にも医薬業界における純水またはWFI(注射用水)の迅速な加熱・冷却などに適してます。 |
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アルファ・ラバル株式会社