用途によっては、動作時間保障をきっちり行わないと「使えない」画像処理があります。
「動作時間保障」にも、更に2種類を紹介します。
例1,検査装置用途
生産ラインの製造タクトタイム以内に処理を終わらせないと、次の検査対象を検査できません。
しかし、画像データが入力されてから、結果を出すまでの遅延時間は、タクトタイム内である必要はありません。
結果に対して、リジェクトする機構までの遅延は許容できます。
この「遅延が許容される」を上手に使って、尚且つ「遅延時間は固定で保証する」を守れば例2より、実現コストが削減できます。
例2,追突防止
自動ブレーキと呼ばれるもの等が説明が楽かと思います。
衝突防止ブレーキなので、検知してから「止まれ」と判定するまでの時間は速ければ速いほど良いです。
しかし、カタログスペックに落とすには制動性能とセットになるので、「最大遅延」として動作速度保証が必要になります。
こちらは、例1よりコストをかけても速度を取ります。
同じ用語でも違う性能を求められるので、要望理解が大切と言うコラムでした。
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