久々に、GPUを使ってみました。
以前の事例はかなり古いですが、X線を使ったある検査装置開発案件の事です。
その案件では、同時開発されていた新しい(従来より高解像度)X線カメラを使用するため、解像度が上がり処理速度が何倍にもなるので指定アルゴリズムの「ハード化」ができる会社としての商談でした。
お客様の実装したいアルゴリズムについて、疑問になった事がいくつかありました。その一つが解像度が上がって参照する近傍画素は同じで良いのか?でした。これ以外にも「アルゴリズム決め打ち」でハード化してしまうと簡単に変更できないリスクがありました。
そこで、ご要望速度を満たす為には、1台あたりの原価は上がりますが、GPU搭載PCを複数台並列動作させる提案に切り替えました。
無事速度も実現できましたが、やはりアルゴリズムに手を入れたくなったとの事でした。その後その装置の処理部はGPUを使った試作機と同等な処理を、FPGAを使った専用ボードを入れたPC1台で実現できて、無事量産価格もクリアできました。
久々に使って「凄い」と思った件は、いずれまた。
*ニュースは、弊社メルマガで配信されてます。
お問い合わせ
※お問い合わせをすると、以下の出展者へ会員情報(会社名、部署名、所在地、氏名、TEL、FAX、メールアドレス)が通知されること、また以下の出展者からの電子メール広告を受信することに同意したこととなります。
アポロ精工株式会社 アポロ精工 新横浜オフィス(旧ケーアイテクノロジー/旧市川ソフトラボラトリー)