繊維の方向を熱の流れで評価する特異な装置です。『TEFOD』は、サンプル内の繊維状態(向き・量の相対比較・バラツキ)を熱の流れを利用して把握できる繊維配向評価システムです。
熱の流れを観察するため、ミクロな評価ではなくマクロな評価が可能です。全体の繊維配向を評価することで、より広範な分析が行えます。測定時間は1分(1測点)と非常にスピーディーで、非破壊で評価できるため、同一サンプルで別の評価も可能です。
レーザーでサンプルをスポット加熱し、赤外線カメラで熱の伝わりを観察します。
観察した赤外画像を解析する事で熱拡散率の定量化ができます。
また、本製品はX線を使用しないため、誰でも安全に測定が行えます。
〇測定原理について〇
繊維配向同定法と言う、周期加熱法の1種になります。
スポット周期加熱を行い、平面方向360℃に拡散した熱を赤外線カメラで観察します。
赤外線カメラで取得した熱画像を解析して、熱拡散率にする事で数値化します。
極座標グラフにする事で繊維の配向角を直感的に見られます。
基本情報
【特徴】
〇マクロの領域を簡便に評価が可能です。
〇ダンベル型など長方形の試験片を評価します。
〇射出成形の樹脂の流動状態によるCFRP試料の繊維配向の分布など
〇熱拡散率を使う事で定量的に評価が出来ます。
<共同研究先>
名古屋大学大学院 工学研究科 機械システム工学専攻 熱制御工学研究グループ 長野方星 教授
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