半導体デバイスの放熱材料、サーマルインターフェースマテリアル(Thermal Interface Material、TIM)の測定に最適な装置を目指しています。
この定常法熱伝導率測定装置「SS-H40」は、"荷重一定モード"と"厚さ一定モード"の2つの測定モードを備えており、TIMを実際の使用環境に合わせて評価することが可能です。
"荷重一定モード"では、設定した荷重(単位:N または Pa)での測定が可能です。
一方、"厚さ一定モード"では、設定した厚み(単位:mm)での測定が行えます。
これにより、使用する環境に応じた測定が可能になり、得られる熱伝導率が仕様を満たしているかを判断できます。
さらに、従来数時間かかっていた測定を10~20分に短縮しており、測定がより容易になるよう工夫しています。
〇測定原理について〇
定常法と言う測定手法になります。
定常法とは、材料に一定の熱を加え、熱が安定した状態で温度勾配を測定し、その材料の熱伝導率を求める方法です。この方法では、熱流が定常状態に保たれるため、正しい測定が可能です。
広く一般的に使われる測定手法です。
基本情報
【特徴】
〇高速な測定。測定時間を10~20分と短時間です。
〇試料を置くだけ、設置が簡単です。
〇"荷重一定モード"と"厚さ一定モード"2の測定モードがあります。
〇測定対象が、TIM(Thermal Interface Material)、プリント基板、封止樹脂、断熱材、ゴム、(接着剤)、(グリース)、その他 と特定の分野に強いです。
<共同研究先>
名古屋市工業研究所 システム技術部 生産システム研究室 博士(工学)梶田 欣 氏
価格情報 | 定常法熱伝導率測定装置 SS-H40 980万円 ※税及び納品費用別途。 ※オプション品は別途お問い合わせください。 カスタム品も対応可能です。カスタム品の価格は仕様により異なりますのでお問い合わせください。 ※各種規格対応についてはお問い合わせください。ASTM、JIS、ISO等。 |
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価格帯 | 500万円 ~ 1000万円 |
納期 |
お問い合わせください
※ 4か月 |
型番・ブランド名 | SS-H40 |
用途/実績例 | 想定活用例: ・圧力をかけて熱伝導率を測定する。 ・接触状態を変えて熱伝導率を測定する。 ・温度を変えて熱伝導率を測定する。 ・熱伝導率の経時変化を測定する。 ・放熱材料の開発のために測定する。 ※装置販売と依頼測定の両方に対応しております。 測定対象例: ・サーマルパッド(ハードタイプ/ソフトタイプ) ・ギャップフィラー ・フェイズチェンジマテリアル ・ダイアタッチ材 ・熱伝導グリース ・熱伝導接着剤 ・封止樹脂 |
ラインナップ
型番 | 概要 |
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ASTM D5470対応品 | 特注でASTM D5470準拠品も対応できます。 |
各種カスタム品 | お客様のニーズに合わせたカスタムが可能です。 |
詳細情報
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