【ニュース 2023/5/22】建設業の墜落・転落事故を画像認識AIの活用で抑止
◆日立ソリューションズと奥村組が共同開発 株式会社日立ソリューションズは5月17日から、株式会社奥村組(以下、奥村組)と共同開発した「建設業向け墜落制止用器具フック不使用者検知サービス」の販売を開始しました。 厚生労働省は2019年2月から、高所作業時には原則、フルハーネス型の「墜落制止用器具」を使用するよう安全基準を厳格化しました。 今回のサービスは、鉄骨上での作業における「墜落制止用器具」のフック不使用者を画像認識AIが自動検知し、不使用状態が一定時間続いた場合に通知を行うというものです。 遠隔地からも施工管理者がフック不使用状態を検知可能で、映像はクラウドに保管されるため、事故の傾向分析や作業員への安全教育などにも活用可能です。 ◆フック不使用者を9割以上認識 同社はこの検知サービスを奥村組の建設現場で検証し、カメラと作業員の距離が15m以内で、人や物が重なっていない場合、フック不使用者を9割以上認識できることを確認しました。 同サービスは、23年6月から奥村組の建設現場への導入が予定され、今秋にはハードウェアや通知機器をセットにした一般販売も計画されています。
◆日立ソリューションズと奥村組が共同開発 株式会社日立ソリューションズは5月17日から、株式会社奥村組(以下、奥村組)と共同開発した「建設業向け墜落制止用器具フック不使用者検知サービス」の販売を開始しました。 厚生労働省は2019年2月から、高所作業時には原則、フルハーネス型の「墜落制止用器具」を使用するよう安全基準を厳格化しました。 今回のサービスは、鉄骨上での作業における「墜落制止用器具」のフック不使用者を画像認識AIが自動検知し、不使用状態が一定時間続いた場合に通知を行うというものです。 遠隔地からも施工管理者がフック不使用状態を検知可能で、映像はクラウドに保管されるため、事故の傾向分析や作業員への安全教育などにも活用可能です。 ◆フック不使用者を9割以上認識 同社はこの検知サービスを奥村組の建設現場で検証し、カメラと作業員の距離が15m以内で、人や物が重なっていない場合、フック不使用者を9割以上認識できることを確認しました。 同サービスは、23年6月から奥村組の建設現場への導入が予定され、今秋にはハードウェアや通知機器をセットにした一般販売も計画されています。