【ニュース 2024/3/18】4次元可視化システムの開発で施工の安全性向上と省力化を実現
◆「TORe-4D」を開発 東洋建設株式会社は3月8日、保有する大型リクレーマ船「第二東揚(とうよう)号」の施工状況を4次元で可視化する「TORe-4D (トーレフォーディー)」を開発したと発表しました。 従来、リクレーマ船による揚土作業では、水中に投入した土砂の堆積状況の把握が難しく、作業員が重錘(じゅうすい)で水深を確認し、土砂の投入管理を行っていました。 ◆複数の施工情報を複合的に組み合わせたシステム 今回の「TORe-4D」は、船体とスプレッダー先端部に搭載した高精度のGNSSで揚土位置管理を正確に行い、ベルトコンベアにはレーザー計測装置とスピードモニターを設置し、土量を管理します。 また事前に計測した現場の含水比や土質条件をシステムに反映させて揚土時の単位時間あたりの堆積形状を算出。これらの施工情報を複合的に組み合わせ、揚土状況の4次元可視化を可能としました。 同システムの開発により、初期段階から均等に土砂を投入することが可能となり、外郭施設に与える偏土圧の軽減により施工の安全性が向上しました。また作業員が行っていた計測作業の自動化により省力化も可能となりました。
◆「TORe-4D」を開発 東洋建設株式会社は3月8日、保有する大型リクレーマ船「第二東揚(とうよう)号」の施工状況を4次元で可視化する「TORe-4D (トーレフォーディー)」を開発したと発表しました。 従来、リクレーマ船による揚土作業では、水中に投入した土砂の堆積状況の把握が難しく、作業員が重錘(じゅうすい)で水深を確認し、土砂の投入管理を行っていました。 ◆複数の施工情報を複合的に組み合わせたシステム 今回の「TORe-4D」は、船体とスプレッダー先端部に搭載した高精度のGNSSで揚土位置管理を正確に行い、ベルトコンベアにはレーザー計測装置とスピードモニターを設置し、土量を管理します。 また事前に計測した現場の含水比や土質条件をシステムに反映させて揚土時の単位時間あたりの堆積形状を算出。これらの施工情報を複合的に組み合わせ、揚土状況の4次元可視化を可能としました。 同システムの開発により、初期段階から均等に土砂を投入することが可能となり、外郭施設に与える偏土圧の軽減により施工の安全性が向上しました。また作業員が行っていた計測作業の自動化により省力化も可能となりました。