類型加工(似た形状でありながらも少しづつ寸法が違う加工)が多い場合などで活躍するのがNCマクロプログラムです。
例えば下記のように、マクロ変数に寸法をセットするだけで寸法違い形状の加工を行えるようなプログラムを効率よく作成できるようになります。
都度NCプログラムを編集する方法では作業効率が低下しミスも発生しやすくなります。
マクロプログラムを利用すれば、IF・WHILE等の制御文、四則演算、三角関数、G65サブプロ呼出しなどにより、複雑な形状をした板カムなども加工することができます。
工具交換の前後にいつも同じように指令するシーケンスがある場合、入力ミスを避けるために工具交換マクロを準備することも多くありますが、例えばM66をMコードのマクロ呼び出しに設定し、TxxM66指令で工具交換マクロプログラムを実行させる、といったこともできます。
この他にも定型的な加工面の割り出しや、位置確認のプローブ動作等にもマクロが使われています。
NCVIEWはマクロデバッガにより、こうしたマクロ動作の正確なシミュレーションと効率的なデバッグ環境を実現し、マクロによる加工の検証効率を向上できます。
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