NanoTemper社生体分子間相互作用解析装置は、独自の2つの技術(マイクロスケール熱泳動・Spectral Shift)を搭載、2分子間の相互作用を精密かつ迅速にとらえ、Kdとして提供します。流路を持たない為、定期的なメンテナンスは必要なく、非常に簡単な操作でKdを求める事が可能です。
マイクロスケール熱泳動(MST)とSpectral Shiftは、様々な生体分子間の反応を検出します。イオンなどの低分子化合物との反応やネノディスクなどの巨大分子との相互作用など、幅広い分子量のリガンドとの反応を測定します。
Mnolithはキャピラリーで測定するスタンダードタイプ、Dianthusはプレートで測定するハイスループットタイプです。
基本情報
マイクロスケール熱泳動(MST)
溶液内のサンプルに熱をかけ、ターゲット分子の熱平衡移動による蛍光強度変化と分子自体の蛍光強度変化を捉え、蛍光強度の時間変化を想定します。この蛍光強度変化の度合いは、リガンドが結合している場合と、そうでない場合で変化します。リガンド濃度ごとに蛍光強度変化を測定し、それらの蛍光強度変化の差でシグモイドカーブを描き、Kdを算出します。
Spectral Shift
ターゲットにリガンドが結合すると、蛍光スペクトルが変化します。
この測定手法では、ターゲットに蛍光標識をラベルし、一定量をリガンドの希釈系列と混合、590nmで励起した後、結合状態が蛍光スペクトルの移動として検出されます。この移動検出では、650nmと670nmの2種類の波長で蛍光を検出し、その蛍光強度の比率を縦軸、リガンド濃度を横軸としてプロットし、Kdを算出します。
測定範囲:pM~mM(Kd)
測定時間:Monolith 約10分(キャピラリー24本)
Dianthus 約30分(1プレート 384ウェル)
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納期 |
お問い合わせください
※ 3~4ヶ月 |
型番・ブランド名 | 生体分子間相互作用解析装置 シリーズ |
用途/実績例 | ※詳細はお問合せください。 |
詳細情報
1 pM から mM までの親和性を固定化なしで。
広い応用範囲。
バッファ非依存性: 血清や細胞溶解液でも。
精製なしでも: 蛍光融合タンパク質で。
384Wellの測定時間は最速30分です。
ヒットスクリーニングと親和性測定のどちらにも対応します。
ロボティックアームと接続し、連続測定も可能です。
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