水油絶縁筒菅とは、実際の電力設備から撤去したCVケーブルの経年劣化の状況を把握するための絶縁破壊試験に使用されるケーブル端末に挿入して水と油にて電界緩和する絶縁筒管のことです。
この試験では、撤去したCVケーブルに交流高電圧を印加し、有効電極部分の絶縁体(XLPE)を絶縁破壊させることが目的です。しかし、ケーブル終端部分(端末部)は、等電位線や電気力線が偏って電界が集中するため、終端部の外導近傍で端末破壊が発生します。そこで「水油絶縁筒菅」を用いて水と油を充填することで、端末部の電界集中のストレスが軽減するとともに電位傾斜が緩やかになり、有効電極部分で絶縁破壊が生じる電圧まで昇圧する事が可能になります。
当社では、電力関連の研究所の協力会社として長年に渡って、撤去CVケーブル(3.3kV〜22kV級)の絶縁破壊試験終端処理や水油絶縁筒管の製作から実験まで携わってきた実績があります。
本試験に関わってきた経験や技術から、ケーブル径や電圧等に応じた水油絶縁筒菅の設計・製作が出来ます。
このような方にオススメです!
・水トリー劣化現象の観察をしたい
・CVケーブルの経年劣化状況を把握したい
基本情報
【特長】
■試験電圧に合わせ、管の径、管の長さや管の色など要望に合わせて製作が可能
■希望するロゴマークの製作及び貼り付けが可能
■納品後のアフターフォローに対応→使用状態による
■水油絶縁筒菅を据え付けるスタンドを作製
【納品実績】
■電線メーカーの工場 (北日本電線株式会社)
■電力関連の研究所 (一般財団法人 電力中央研究所,一般社団法人 電線総合技術センター)
【注記】
管に注入する水と絶縁油、下部のシリコンパッキンはお客様でご用意する必要がございます。
価格帯 | 10万円 ~ 50万円 |
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納期 |
お問い合わせください
※ 2ヶ月 |
型番・ブランド名 | 型番:WO130_---_10 |
用途/実績例 | 【納品実績】 ■電線メーカーの工場 (北日本電線株式会社) ■電力関連の研究所 (一般社団法人 電線総合技術センター) |
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株式会社電力テクノシステムズ