上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。
関連情報
ペルチェ素子の用途展開
-
WEB版
ペルチェ(ペルティエ)効果は、異種の金属や半導体を接合させて電流を流す方向により片面が冷却し、他面が発熱する(極性を切り替えると冷却面と発熱面が反転する)固体物性が生み出すエネルギー変換現象です。モータやポンプのような可動部分がなく、軽薄短小な撮像素子や光通信デバイスともマッチし、軽くて薄いシート状の形状や静粛性などのメリットから生体やバイオに適した精密冷温調整など、最近は作業衣の冷却やワインクーラだけでなく、能動的な精密熱流制御デバイスとしてヘルステックや製薬、水素利用や宇宙航空など、高付加価値な用途にペルチェ素子の用途が拡大しつつあります。
■調査対象技術
本書では、電気エネルギーを熱エネルギーに直接にエネルギー変換するペルチェ効果を利用する発明を調査対象としました。ペルチェ効果の逆効果として温度差で直接に発電するゼーベック効果を利用する発明は対象にしていません。ただし、ペルチェ効果とゼーベック効果は表裏一体にあることから、ペルチェと同時にゼーベックも利用する場合などは、技術的思想が共通すると考え、調査対象に一部を含めています。
お問い合わせ
※お問い合わせをすると、以下の出展者へ会員情報(会社名、部署名、所在地、氏名、TEL、FAX、メールアドレス)が通知されること、また以下の出展者からの電子メール広告を受信することに同意したこととなります。
株式会社データリソース