鉄鋼新聞[2/4(火)]
非鉄流通大手の白銅(社長・角田浩司氏)が滋賀工場(滋賀県蒲生郡)に導入を進めていたウオータージェット切断機がこのほど稼働を開始した。顧客からの要望が強かったチタンやベリリウム合金、ニッケル基合金といった難削材の異形加工を内製化。材料の高硬度化、高付加価値化などが進む中、中部地区の航空・宇宙産業をターゲットに高精度加工ニーズの取り込みを狙う。
ウオータージェット加工は、高圧ポンプで加圧された水を小径ノズルから噴射し、超高圧水の吐出エネルギーを利用して対象物を任意の形状に切断する加工技術。ドリルやカッターなどの工具が対象物に触れないため熱が発生せず、変質・変色などがないほか歪みやソリの発生も抑えられる。また、ほぼすべての金属・鋼種の切断が可能なことから、航空機材料に多いニッケル系統やチタンなどの難削材、ステンレス・アルミなどの厚物の切断加工にその威力を発揮できる。
白銅が導入したのは、米フロー社製のウオータージェット機。フロー社独自の超高圧技術に、3次元テーパーレス制御などにより高精度加工を実現している。設備投資額は総額約6500万円。導入設備では、加工範囲は・・・
関連リンク
- 白銅の滋賀工場、ウオータージェット切断機機が稼働。 航空機材など高精度加工需要捕捉
- 2/4(火)鉄鋼新聞掲載記事
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