まず、鉄を変態点温度以上に加熱してオーステナイト組織にする事で、
鉄原子の中に炭素原子を数多く入り込ませます。
次に急冷をして鉄原子の中に多くの炭素原子が閉じ込められた窮屈な
構造の非常に硬い組織(マルテンサイト組織)にします。
これがマルテンサイト変態で、焼入硬さは炭素量が多い程硬くなります。
オーステナイトから急冷する時に、その冷却速度が速い程多くの
マルテンサイト組織になります。
マルテンサイト変態が起こる温度Ms点は、炭素量が多い程低くなり、
変態の終わる温度Mf点も低くなります。
ここで変態できなかったオーステナイト組織は「残留オーステナイト」
として残ります。
残留オーステナイトは放置すると徐々に変態してしまう事があるので、
歪や割れ等の不具合の原因になりかねません。
その為、強制的にマルテンサイト組織に変態させたり、組織を安定化
させる必要があります。
ただ、残留オーステナイトはマルテンサイト組織に比べて硬度が低い
ので、ギヤの歯面等なじみ性が求められる場合には残留オーステナイト
の摺動性が寄与する場合もあります。
基本情報
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
★お電話でのお問い合わせはこちら
大阪本社 → TEL:072-991-1361
名古屋 → TEL:052-322-1361
東京 → TEL:03-5472-1361
※お電話の際は、「イプロスを見た」とご連絡ください。
対応時間:月~金 9時~17時までとなります。
価格帯 | お問い合わせください |
---|---|
納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 |
関連カタログ
お問い合わせ
※お問い合わせをすると、以下の出展者へ会員情報(会社名、部署名、所在地、氏名、TEL、FAX、メールアドレス)が通知されること、また以下の出展者からの電子メール広告を受信することに同意したこととなります。
富士電子工業株式会社