コンポジットリペア事例紹介(石油精製)
配管の下側が広範囲に減肉しており、次回の定期修理で交換するまでの間、絶対に配管からの漏洩を防ぐ必要がありました。製油所内のため、溶接による鉄板補強は行えません。また、装置を止めると膨大なコストがかかってしまうため、当社のコンポジットリペアを採用していただきました。
強度計算によると、減肉箇所が貫通して漏れが発生した場合においても、5層の積層で完全に漏洩の予防が可能と判断されました。
貫通する恐れがあったため、減肉箇所の下地処理は行わず、また、配管の全周ではなく減肉している配管の下側にコンポジット補修を行いました。
内部流体の圧力が0.1MPa以下であれば、減肉箇所の面積が広く、径の大きい配管においても、コンポジット層によって長期間の予防保全が可能です。