スポーツ衣料・インナーウェア・ラッピングなどに「コールゴム」
コールゴムとは、一般的に「ゴムひも」と呼ばれている製品です。製紐機(せいちゅうき)と言われる機械を使い、何本かの天然ゴムやポリウレタン弾性糸の周りを側糸(ポリエステル、ナイロン、レーヨンなど)で交差させながら組んでいく製造方法です。組織上は、「組み組織」になります。このほかには、織ゴムなどは「織り組織」編みゴムは「たてあみ組織」になり、業界ではこれらをまとめて「細巾ゴム入織物」と呼んでいます。
コールゴムには、「平ゴム」と「丸ゴム」、ゴム糸の入らない「組みひも」などがあります。全体的には、1mmφ~5mmφの丸ゴム、3mm~12mmくらいまでの平ゴムがメインであり比較的細いゴムが得意な規格です。
用途としては、下着(インナーウェア)、ジャージのウエスト、園児服の袖口、お菓子やビンのラッピング用にも使用されています。
ニッソー(株)では、1.3φ・2.0φの丸ゴム「ポリエステルカラー丸ゴム」と4mm~12mm巾の平ゴムを各50色そろえた「ライクラカラーゴム」を定番商品として在庫を持っていますので、それぞれ少量の受注に対しても対応しています。