【輸送試験】 ISTA 1Aに規定されている試験シーケンスに従って一連の包装試験を実施致します。
概要:
・150lb (68kg)以下の個装包装された製品に適用します。
・ISTA 1A試験は輸送環境をシミュレーションする包装試験ではありません。
・ユーザーは一貫性を持ったスクリーニング試験としてISTA 1A試験を利用する事ができます。
・試験項目は固定変位振動と衝撃試験(落下or傾斜or水平)から構成され、固定変位振動では、貨物が跳ね上がる周波数を探査し、試験時間計算式に貨物が跳びはねる周波数を当てはめて、加振時間を算出します。
・衝撃試験(落下)では、総重量0~10kgまでは760mm落下となります。貨物の総重量に合わせて落下高さが規定されていますが、JISやISOのようなレベル分けはありません。
・固定変位振動と衝撃試験を連続で実施した後に箱を開けて損傷度合いを確認します。(ISTA認定試験の場合は試験の途中で箱を開けて確認する事は出来ません。)
・試験後の合否の判定基準は、試験前に製品損傷と箱の外観上の損傷の二つの視点で、検査項目、検査基準を分かり易く、且つ定量的に定義することになっています。
・2017年より12時間のラボ環境に保管する前処理が要求事項となりました。
1. 前処理(ラボ環境12h)
2. 振動試験(固定変位振動試験)
3. 落下試験
ISTA(International Safe Transit Association/国際安全輸送協会)とは、包装貨物の評価試験規格において、ISOやASTM同様に世界各国で幅広く採用されている国際規格の1つです。近年特に東南アジアや中国でのプレゼンスが増してきており、ISTA試験規格を社内規格として採用している企業も増えています。また、医療機器関連における滅菌包装の国際規格であるISO11607(JIS T8041)では、包装の性能評価として、ISTA試験を選択肢の1つとして推奨しております。弊社試験ラボは、2010年12月にISTAより認定され、ISTAに規定されている試験方法に従いお客様のご要望に合わせた包装試験を実施致します。
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