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【技術コラム】セルファインをフロースルーモードで用いた効率的なモノクローナル抗体の精製方法

最終更新日: 2021/07/02

上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。

カタログ発行日:2021/7/2
モノクローナル抗体の精製事例です。ポリッシング工程で2つのカラムを連結し、フロースルーモードで使用する方法を紹介します。
 モノクロ―ナル抗体(mAb)製造プロセスのダウンストリーム(精製
工程)では、プロテイン A カラム捕捉工程とポリッシングと呼ばれる不
純物除去工程にクロマトグラフィー分離が使用されています。

 ポリッシング工程では、イオン交換などの 2 ステップのクロマ
トグラフィーが使われています。このコラムではポリッシング工程
に使用される 2 つのカラムを連結し、更にフロースルーモードで使用す
る方法を紹介しています。

 この方法を用いることで、ポリッシング工程カラム間の pH や電気伝導度の調整などの面倒な操作を
行うことなく、効率的に不純物除去を行うことができます。

関連情報

バイオ医薬用 クロマトグラフィー充填剤『セルファイン』
バイオ医薬用 クロマトグラフィー充填剤『セルファイン』 製品画像
【ラインアップ(抜粋)】
■アルカリ耐性プロテインAクロマトグラフィー
・セルファイン SPA-HC:抗体医薬の精製用プロテインA担体です。世界最高クラスの吸着性能を発揮します。
■アフィニティークロマトグラフィー
・セルファイン サルフェイト:ワクチン精製のグローバルスタンダードな充填剤です。豊富な採用実績があります。
・セルファイン ETクリーン:エンドトキシンの除去が可能なユニークな充填剤です。
・セルファイン フォスフェイト:核酸結合タンパク質を精製できます。mRNA医薬の製造に必須のRNA結合タンパク質の精製に適しています。
■イオン交換クロマトグラフィー
・セルファイン A-200/A-500/A-800
・セルファイン Q-500
■疎水性相互作用クロマトグラフィー
・セルファイン MAXフェニル
■ゲルろ過クロマトグラフィー
・セルファインGCL-2000HF
・セルファインGH-25

その他ユニークなクロマトグラフィー充填剤を多数ラインアップしています。

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
抗体精製用クロマトグラフィー『セルファインSPA-HC』
抗体精製用クロマトグラフィー『セルファインSPA-HC』 製品画像
【製品の特長】
■リガンド:アルカリ耐性プロテインA
■担体:高架橋セルロース粒子
■平均粒径:70um
■使用流速:≧650 cm/h (0.3 Mpa時)
 内径30 cm-ベッド高さ20 cm、純水24 ℃で計測
■動的吸着量(DBC):≧ 70 mg /ml (C10 with Polyclonal IgG)
 滞留時間6分でのロードで10%ブレークスルーポイント時の計測
■推奨CIP 溶液:0.1 M NaOH
■操作時の温度:4 - 50 ℃
■保管温度:2 - 8 ℃ in 20 % ethanol
■化学安定性:1週間の浸漬試験で吸着量に劣化は見られなかった。
 30 %イソプロパノール、20 – 70 %エタノール、8 M尿素、6 Mグアニジン塩酸塩、0.1 M酢酸
■pH安定性:3-12

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
抗体医薬の効率的なポリッシング精製『セルファイン MAX IB』
抗体医薬の効率的なポリッシング精製『セルファイン MAX IB』 製品画像
【その他の特徴】
ベース担体:高度架橋セルロース粒子
平均径:平均 90 µm
リガンド :ポリアリルアミン、部分的にブチル基を修飾
イオン交換容量:> 80 μeq/mL
定置洗浄(CIP):0.5 M NaOH
滅菌:オートクレーブ 121 o C、20 min
推奨洗浄条件:エタノール (70%)、イソプロパノール (30%)、グアニジン HCL (6M)、尿素 (6M)

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
抗体凝集体の除去に優れた効果を発揮『セルファイン MAX GS』
抗体凝集体の除去に優れた効果を発揮『セルファイン MAX GS』 製品画像
【その他の特徴】
平均粒径: 90 μm
リガンド: -R-SO3-Na+
イオン交換容量 : 0.09〜0.15 m mol / ml
リゾチーム吸着量 : ≧ 100 mg / ml
ポリクロ―ナルIgG 動的吸着量:≧ 70 mg / ml 10%ブレークスルー時
操作圧力: < 0.3 MPa
pH安定性: pH 2 ~ 13


※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
ウイルス精製用クロマトグラフィー『セルファイン サルフェイト』
ウイルス精製用クロマトグラフィー『セルファイン サルフェイト』 製品画像
【その他の特徴】
■密度勾配超遠心法よりも効率的に精製対象物から培養液や宿主細胞由来の夾雑物を除くことができる
■クロマトグラフィーで精製するため、密度勾配遠心分離と比べて、精製と濃縮が同時に達成
■中性付近の穏やかな条件で吸着、溶出が可能なため、収率の向上を実現
■ い耐圧性を持つため、高流速での操作が可能
■製造スケールの大型カラムでの使用実績が豊富
■論文、特許など多数の参照事例

【ウイルス・ウイルス抗原・微生物抗原への吸着特性】
・狂犬病ウイルス
・インフルエンザウイルス
・日本脳炎ウイルス
・西ナイル熱ウイルス
・デング熱ウイルス
・ネコ白血病
・ネコカリシウイルス
・RSウイルス
・ヒトヘルペスウイルス
・ヒト麻疹ウイルス
・ヒトパラインフルエンザウイルス
・ヒトコロナウイルス(OC43)
・ヘルペス単純ウイルス gA and gB glycoprotein Subunits
・B型肝炎表面抗原
・百日咳菌由来ヘマグルチニン
・インフルエンザウイルスヘマグルチニン

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