ケンブリッジ大学では空調温水配管に耐用年数が、赤錆のために20年程といわれる亜鉛メッキ鋼管(SGP)が用いられていました。そのため配管の赤錆劣化でひどく悩まされていたところに『NMRパイプテクター』が導入されました。
設置前、配管を流れる循環水の赤錆の溶出による水中鉄分値は43.8mg/lと
赤錆により非常に高い値を示していました。しかし設置からわずか3週間後の検査では、
半分以下の18.0mg/lまで鉄分値は減少していました。
さらに設置から約1年後の追跡検査では、同じ温水中の鉄分値は0.5mg/lまで
減少しており、完全に赤錆は防止され設置前のおよそ1/100まで鉄分値を減少させることに成功しました。
これは赤錆の腐食が止まり黒錆化が進んだ事を示す値としては十分な数値です。
比較のために例を挙げると、日本冷凍空調工業会の定める水質基準値は鉄分1.0mg/lです。
ケンブリッジ大学の0.5mg/lという結果はその半分であり、赤錆防止効果が検証されました。
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