Y.enterocoliticaは、Yersinia属の中でもっともよく見られる下痢原性食中毒病原菌のひとつです。いくつかの国では、本菌は急性細菌性胃腸炎の主要原因として赤痢菌をしのぎ、Salmonella属やCampylobacter属に匹敵するものとなっています。冷蔵条件下でも発育するため、食品安全性の観点から大きく問題視されています。小学校・中学校などの集団給食で発生した事例では患者数は100名を超し、ときには500名、1000名を超える大型中毒の発生例もあります。
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関東化学株式会社 バイオケミカル部