■核酸の構造
核酸はデオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)の総称です。ヌクレオチドの繰り返しの構造を有します。その構成単位であるヌクレオチドは、核酸塩基、5炭糖(リボース)、リン酸から成っております。
■核酸医薬
核酸医薬は新しい創薬モダリティとして注目されております。天然型または化学修飾型ヌクレオチドを基本骨格とする薬物であり、遺伝子発現を介さずに直接生体に作用し、化学合成により製造されることを特徴とします。
■核酸(オリゴヌクレオチド)合成
現在の核酸(オリゴヌクレオチド)合成は、1980年代に開発された固相合成法(ホスホロアミダイト法)が主流となっております。ポリマービーズなどの固相担体上で、以下の1~4の工程を1サイクルとしてヌクレオチドを付加し、目的の鎖長になるまで合成サイクルを繰り返します。
【合成サイクル】
1. 脱保護 :反応部位の保護基の除去
2. カップリング:核酸モノマーの反応
3. キャッピング:未反応物の保護
4. 安定化 :カップリング後の酸化or硫化
↓
5. 後処理工程
6. 精製工程
核酸はデオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)の総称です。ヌクレオチドの繰り返しの構造を有します。その構成単位であるヌクレオチドは、核酸塩基、5炭糖(リボース)、リン酸から成っております。
■核酸医薬
核酸医薬は新しい創薬モダリティとして注目されております。天然型または化学修飾型ヌクレオチドを基本骨格とする薬物であり、遺伝子発現を介さずに直接生体に作用し、化学合成により製造されることを特徴とします。
■核酸(オリゴヌクレオチド)合成
現在の核酸(オリゴヌクレオチド)合成は、1980年代に開発された固相合成法(ホスホロアミダイト法)が主流となっております。ポリマービーズなどの固相担体上で、以下の1~4の工程を1サイクルとしてヌクレオチドを付加し、目的の鎖長になるまで合成サイクルを繰り返します。
【合成サイクル】
1. 脱保護 :反応部位の保護基の除去
2. カップリング:核酸モノマーの反応
3. キャッピング:未反応物の保護
4. 安定化 :カップリング後の酸化or硫化
↓
5. 後処理工程
6. 精製工程