関東化学株式会社

バイオケミカル部

核酸合成関連製品(新製品発売のご案内 vol.4)

最終更新日: 2024-06-21 13:34:01.0

カタログ発行日:2024/05
ホスホロアミダイト法で使用する『キャッピング試薬』『硫化試薬』『酸化試薬』、精製・分析で使用する『TEAA溶液』を新たに販売!
■キャッピング試薬
 カップリング反応では完全に反応させることが難しいため、5'位が水酸基の未反応鎖が残ります。このまま次の反応に進むと副生成物が生成してしまうため5’位の水酸基をアセチル化し副反応を抑制します。
 この度、自家調製の手間を省いた調製済キャッピング試薬を販売します。本製品は当社の高い脱水技術を活かした低水分保証の製品です。その他組成の特注も承りますので是非ご相談ください。
なお、自家調製用として1-メチルイミダゾール単体も新たに販売します。

■硫化試薬
 カップリング反応後、目的化合物には亜リン酸エステル結合が生成されます。この化合物は不安定であるため硫化によって安定なチオリン酸エステルへ変換します。
 この度、硫化反応で最もよく使用されるDDTTを新たに販売します。

■精製・分析用試薬
 オリゴヌクレオチドの精製・分析に用いられているTEAA溶液を販売開始します。本製品は自家調製の煩雑さを省く調製品です。
 その他、精製・分析で使用する試薬も取り揃えており、特注品も承っております。

詳細はカタログをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。

関連情報

核酸合成関連製品
核酸合成関連製品 製品画像
■核酸の構造
核酸はデオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)の総称です。ヌクレオチドの繰り返しの構造を有します。その構成単位であるヌクレオチドは、核酸塩基、5炭糖(リボース)、リン酸から成っております。
■核酸医薬
核酸医薬は新しい創薬モダリティとして注目されております。天然型または化学修飾型ヌクレオチドを基本骨格とする薬物であり、遺伝子発現を介さずに直接生体に作用し、化学合成により製造されることを特徴とします。
■核酸(オリゴヌクレオチド)合成
現在の核酸(オリゴヌクレオチド)合成は、1980年代に開発された固相合成法(ホスホロアミダイト法)が主流となっております。ポリマービーズなどの固相担体上で、以下の1~4の工程を1サイクルとしてヌクレオチドを付加し、目的の鎖長になるまで合成サイクルを繰り返します。

【合成サイクル】
1. 脱保護   :反応部位の保護基の除去
2. カップリング:核酸モノマーの反応
3. キャッピング:未反応物の保護
4. 安定化   :カップリング後の酸化or硫化
    ↓
5. 後処理工程
6. 精製工程

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