メトロームジャパン株式会社

電気化学分析装置 884プロフェッショナルVA

最終更新日: 2021-09-29 13:53:12.0

上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。

カタログ発行日:2016/02

CVS分析もできる、メトロームの最新型電気化学分析装置(VA)。
VA:ボルタンメトリックアナリシス

関連情報

電気化学分析 基本のきほん その1【技術資料】
電気化学分析 基本のきほん その1【技術資料】  製品画像

ポーラログラフィー、ボルタンメトリーは、電気化学セル内の電流電位を測定することによって行う分析方法の名称です。分析の手がかりとなる信号は電流 - 通常はファラデー電流 - であり、表面積の小さな作用電極でアナライトが反応を起こしているあいだ、セル内に電流が発生することを利用したものです。アナライト(分析対象物)はカチオン(陽イオン)の場合も、アニオン(陰イオン)の場合も、あるいは分子の場合もあります。

電気化学分析 基本のきほん その2【技術資料】
電気化学分析 基本のきほん その2【技術資料】  製品画像

ストリッピングボルタンメトリー法は、微量分析および定性分析に最も有効な電気化学測定法です。分析前に、測定対象物質を濃縮し(コンポジット法)、濃縮も測定も、電気化学的に制御可能なプロセスで進行するため、非常に高感度で、選択性も高いのが特徴です。
従来のポーラログラフィー測定と比べて、ストリッピングボルタンメトリーによる測定は、一般的に、103~105 倍感度が高く、そのため検出限界は10-9~10-11mol/L となり、10-12mol/L になる場合もあります。

電気化学分析 基本のきほん その3【技術資料】
電気化学分析 基本のきほん その3【技術資料】  製品画像

アナライトが、電極表面への吸着によって適切な形に濃縮でき、そののちにボルタン メトリーで酸化または還元によって測定する場合、濃縮とボルタンメトリー測定を組み 合わせて、吸着ストリッピングボルタンメトリー(AdSV)と呼びます。
吸着濃縮は、電極での不可逆反応、または水銀電極でアマルガムが形成できないこ とにより、濃縮や測定ができない成分に対しても、ストリッピングボルタンメトリーを可 能にするので、電解に追加するのに有効な手法です。とりわけ、アルミニウム、鉄、コ バルト、ニッケル、チタニウム、クロム、モリブデン、タングステン、アンチモン、バナジ ウム、ウラン、白金金属に対しては有効です。また、AdSV はさまざまな有機化合物の トレース分析にも適しています。

CVS分析装置(めっき液分析用 電気化学分析装置)
CVS分析装置(めっき液分析用 電気化学分析装置) 製品画像

《メッキ液添加剤別測定方法》
● 抑制剤法:DT-Dilution Titration
● 促進剤:LAT-Linea Approximation Technique MLAT-Modified Linear Approximation Technique
● レベラー:RC-response Curve

電気化学分析装置《めっき液や微量金属の分析に好適なVA&CVS》
電気化学分析装置《めっき液や微量金属の分析に好適なVA&CVS》 製品画像

《ボルタンメトリー(VA)によるトレース分析と金属分析》
電気化学測定法を用いて、溶液中の銅、ニッケル、鉛、水銀、金、銀などの各種微量金属・重金属をppt、ppbレベルで迅速かつ正確に測定する装置です。
半導体、バッテリー、めっき液などの化学工業分野のほか、排水や河川水中の微量金属イオンの管理といった環境分野への応用もできます。

《サイクリックボルタンメトリー(CVS)&サイクリックパルスボルタンメトリー(CPVS)》
電気化学測定法を用いたCVS(サイクリックボルタンメトリーストリッピング)法による、硫酸銅やすず- 鉛電解液(めっき液)中の有機添加物(抑制剤・促進剤・レベラー)の濃度を測定することができます。電子部品や半導体には、非常に高度なめっき液の管理が要求されますが、そのような品質管理、研究開発において優れた能力を発揮します。

CVS自動分析システム(めっき液の多検体分析システム)
CVS自動分析システム(めっき液の多検体分析システム) 製品画像

《メッキ液添加剤別測定方法》
● 抑制剤法:DT-Dilution Titration
● 促進剤:LAT-Linea Approximation Technique MLAT-Modified Linear Approximation Technique
● レベラー:RC-response Curve

電気化学分析装置 946《屋外で水中の微量重金属分析》
電気化学分析装置 946《屋外で水中の微量重金属分析》 製品画像

水中に含まれる微量のヒ素、水銀、および銅は、946携帯型ボルタンメトリー(VA)分析装置を屋外に持ち出して現場で測定できます。ラボではなく、現場で重金属の定量を行うことで、サンプルをラボに送り、測定結果を待つことなく、ものの数分で結果を得ることができます。
メトロームの946ポータブルVAアナライザーなら以下の特長があります:
•携帯用に完全対応 – 屋外に持ち出して分析し、その場で結果を確認
• 簡単操作 – センサーのメンテナンスがほとんど必要なくアクセサーも同梱
•正確な測定結果 – 微量重金属量を測定

分析機器一覧2024《価格入りメトローム製品一覧カタログ》
分析機器一覧2024《価格入りメトローム製品一覧カタログ》 製品画像

メトローム社はイオン分析の世界的な専門メーカーです。
滴定、水分測定、イオンクロマトグラフ、電気化学分析(VA/CVS)、酸化安定性試験、pH測定、イオン測定などを行う装置を多数ご用意しています。

世界140ヵ国以上でグループ会社(40社以上)及び特定代理店を通じて事業を展開しており、世界中どこでも現地でサポートいたします。
さらに、出張修理・点検を行っており、修理に必要な部品はほとんど日本国内に在庫を持ち、万一の際の故障修理に対して迅速に対応しております。

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