「神は細部に宿る」
日本のものづくりの根底に流れるこの美意識は、私達が生み出す製品を世界でも類を見ない高品質な物へと昇華させてきました。そして21世紀、私達が見据える「環境への配慮」、「SDGの実現」を目指す時代には、電力・燃料消費量の低減や更なる静粛性の追求が求められています。
黒田精工製のクランピングツールは、設計者の意図する幾何特性を加工成形時での落とし込み、組立時の目安、または検査時の確認を通じ、高精度のみならず高い繰返し精度にて実現するための治具です。
穴形状ワーク用のマンドレル、軸形状ワーク用のチャックは、ワークを円周全面にて同一圧で把持することにより姿勢制御し、振れ・形状偏差をコントロール。複数穴の位置度や傾斜度検査では、複合的な姿勢偏差・位置偏差の狙い値実現を手助け致します。
更に、その操作の容易性、自動化への対応による作業性の向上、修理・校正による長期使用により、ランニングコスト全体の低減にも貢献致します。
水戸工業株式会社は、1925年日本最初のゲージメーカーとして創業した黒田精工株式会社との協働により、日本のものづくりにおける高精度化実現をサポートしていきます。
基本情報
黒田精工製油圧拡張式クランピングツール
● 穴形状ワーク用マンドレル
対応サイズ(クランプ部直径)=Φ6~250
対応割カラー: 外径=Φ500(上限)、内径=Φ18(下限)
● 軸形状ワーク用チャック
対応サイズ(クランプ部直径)=Φ6~300
対応割コレット: 外径=Φ300(上限)、内径=Φ3(下限)
● ハイドロリックマンドレル使用時における精度(両センター基準)
ワーク端面円周振れ=0.005mm
ワーク外周部円周振れ=0.005mm
➡︎ 上記は通常仕様での精度値。より高精度が求められる場合は、円周振れ0.003mm以下への対応可能。
● 作動方法:手動(作動ねじをレンチで操作)、または自動(プッシュロッド操作)
主な用途
成形加工:マシニングセンタ/多軸加工 、CNC旋盤/複合旋盤、専用機など
研削加工:円筒研削盤、内面研削盤、平面研削盤、歯車研削盤、ホーニング盤など
組立:組立作業、組立装置
検査・測定:センター定盤、バランサー、その他(歯車測定器/専用機など)
主軸:工作機械刃物主軸
価格情報 | 油圧クランピングツール(マンドレル並びチャック)は、全てお客様のワーク形状に合わせた専用設計(完全オーダー生産)であり、その価格は対象となるワーク形状により異なります。是非お気軽にお声掛け、ご相談下さい。 尚、 ● 径違いのワーク(単品並び複数部品)の同時クランプ ● アクセサリー(割カラー・割コレット)の使用による径違い、異形状の共用 等、コスト低減の提案も可能です。 クランピングツールの修理・校正もご提供しております。長寿命治具としてトータルランニングコストの低減に貢献致します。 |
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納期 | お問い合わせください |
型番・ブランド名 | 黒田精工製油圧拡張式クランピングツール |
用途/実績例 | ● マンドレルによる同軸・端面振れ管理を必要とする精密部品の旋盤・研削加工、検査。 ➡ CVTプーリー/ケース等 ➡ モーターコア ➡ コネクティングロッド大端径・小端径の平行度検査 ➡ ディファレンシャルケース等ケーシングの穴位置精度検査 ➡ 遊星ギアボックスのピッチ穴高精度マシニング:リーマ加工、ドリル加工 ● チャックによる中心軸基準加工 ➡ 各種歯車の研削加工 ➡ フランジ等の内面研削加工 |
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