一般財団法人材料科学技術振興財団 MST

2011-02-02 00:00:00.0
リチウムイオン二次電池書籍執筆のお知らせ

その他・お知らせ   掲載開始日: 2011-02-02 00:00:00.0

株式会社技術情報協会より発刊予定の書籍「自動車用途へ向けたリチウムイオン二次電池/材料の発熱挙動・劣化評価と試験方法」へ、MST(財)材料科学技術振興財団が執筆を行いました。

★発刊日:2011年1月31日
料金・体裁など詳しい情報は、株式会社技術情報協会のウェブサイトをご覧ください。
http://www.gijutu.co.jp/doc/b_1583.htm

★掲載内容
リチウムイオン二次電池電極材料の劣化評価

関連リンク

関連製品情報

【分析事例】Li二次電池負極の充放電サイクル試験後の劣化評価
【分析事例】Li二次電池負極の充放電サイクル試験後の劣化評価 製品画像
電池セルの作製から充放電サイクル試験から解体、劣化成分量の調査まで

二次電池の劣化のメカニズムを調べる際に、電極表面の付着物を解析することが重要となっています。MSTではサンプルを雰囲気制御下でTOF-SIMS測定を行いますので、電極最表面の化学状態を大気暴露による変質無く評価することが可能です。 また、充放電サイクル試験から電極表面の測定まで一貫して行うことで、充放電の状態と電極表面の付着物の状態の相関を調べることができます。
【分析事例】リチウムイオン二次電池負極の劣化評価
【分析事例】リチウムイオン二次電池負極の劣化評価 製品画像
電池セルの作製・劣化試験・解体・劣化による状態変化の調査まで一貫評価

正極にLiCoO2、負極にグラファイト、電解液にLiPF6/EC:DECを用いて作製した電池セルを60℃の恒温槽にて4.2V充電状態で約1週間放置する劣化試験を行いました。その後、Ar雰囲気中で解体・洗浄し、負極グラファイトのTOF-SIMS分析を行いました。 試験前ではバインダおよび電解質塩由来のフラグメントが確認され、試験後では電解質塩の劣化により生成したと考えられるLi3PO4やPF3OおよびLi2CO3由来のフラグメントが確認されました。また、Coが検出されたことから、正極活物質溶出の可能性が示唆されます。
【分析事例】リチウムイオン二次電池電解液の主成分評価
【分析事例】リチウムイオン二次電池電解液の主成分評価 製品画像
実験セルを問わず解体し、分析します

GC/MS分析を用いて電解液の有機溶媒成分を評価した事例を紹介します。 リチウムイオン二次電池の電解液を測定した結果、有機溶媒はエチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)を主成分としていることが分かりました。 この他の成分としてジエチルカーボネート(DEC)、硫黄化合物が検出されていましたが、後者については添加剤由来の可能性が考えられます。

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