ナラサキ産業株式会社

メカトロソリューション部 機能材料課

プレス金型用セラミックス 日本タングステン社製「NPZ-28」

最終更新日: 2020-07-20 09:43:49.0
金型再研削工数の削減と金型パーツの高寿命化。金型生産ランニングコスト削減と高効率化を実現するセラミックスです。

金型用セラミックス「NPZ-28」は、高い次元での耐摩耗性と耐欠損性(チッピング)の両立に成功した複合材セラミックス。
「NPZ-28」は、銅系被加工材のプレス打抜き加工向け金型パーツ材料として、日本タングステン社にて開発されました。

超硬合金の主成分であるWCを主成分とし、ZrO2を混合したセラミックス材用で、WC(導電性)が主成分である事からワイヤー放電加工も可能。

事例として
「切れ刃」
・従来超微粒子超硬合金の2倍前後の寿命を実現。
・再研削代については、5分の1前後。

金型再研削工数の削減と金型パーツの高寿命化が実現、ランニングコスト削減と高効率化の両方を達成する事に成功しております。

金型周辺パーツで課題・テーマありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

基本情報

日本タングステン社製「NPZ-28」は、超硬合金の主成分であるWCを主成分とし、それにZrO2や焼結助剤などを混合した複合セラミックス材料です。

ZrO2マトリックスにサブミクロンのWC粒子を分散させ、ZrO2の変態強化特性を最適化する事でセラミックスとしては高い次元での耐摩耗性と耐欠損性の両立に成功しております。

・WCが主成分である為に、超硬合金に近い研削性を実現。

・WCが導電性である事からワイヤー放電加工が可能。

価格帯 お問い合わせください
納期 お問い合わせください
用途/実績例 日本タングステン社製「NPZ-28」は、銅系被加工材のプレス打抜き加工向け金型パーツ材料として開発。
昨今のスタンピングスピードの高速化は目覚しく、従来の超硬合金では耐摩耗性に限界がある為、切れ刃の再研削を頻繁に実施する必要があり、高速プレス生産の効率化の大きなネックとなっております。
「NPZ-28」は再研削までの寿命において、同社の超微粒子超硬合金FN30の約2倍の寿命を達成しております。
また「NPZ-28」はセラミックスであり、超硬合金の様に金属バインダー相を含んでおりませんので被加工材との溶着が少なく、再研削時の研削代も超硬合金の 5分の1程度で済む為、金型パーツ自体のライフも5倍近くに向上しております。
 

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