AWAC(エーワック)は、超音波式ドップラーを用いた波浪計測装置で、シンプルに波浪観測(波浪パラメータの導出)を行う目的に最適な装置です。従来の多層流向流速計測機能(ADCP)も搭載しておりますので波浪と流況の両方を測定可能です。
より高度かつフレキシブルに波浪と流況を測定されたい場合には、AWACの波浪測定機能を内包した、多機能型ADCP「Signature」シリーズ を推奨いたします。
AWACは、中心にあるトランスデューサーから海面に向けて音波を発信して海面高度を直接計測して波高およびその周期を算出し、3つ配置されたトランスデューサーから超音波を発して海面付近の流速(波の円運動に起因する)を測定することで波方向スペクトルを算出します。
超音波にて海面を使用することで、圧力計のみでは難しかった、水深最大100mの海底からでも精度良く波高波向計測が可能です。
独自開発SUV手法を用いることで、中層フロートに搭載した状態でも精度高い波浪計測が可能です(特許)。水深100m以深の海域にて中層フロートを使用することで、機器本体を水深100m以浅に保持することができれば、波浪計測が可能です。
基本情報
最大計測レンジ(距離)に応じて3種類のラインナップがあり、各機種の持つ音響周波数により決まります。(以下は、機種名:最大計測レンジ)
AWAC 1MHz :30m
(気中 6.1kg、水中 2.9kg、直径 21cm、高さ 17.5cm)
AWAC 600kHz:50m
(気中 6.2kg、水中 2.9kg、直径 21cm、高さ 20.3cm)
AWAC 400kHz:100m
(気中 7.3kg、水中 3.6kg、直径 30.6cm、高さ 20.3cm)
電池ケース
(電池含まない:気中 約5.4kg、水中 0.6kg、直径 19cm、高さ 15.2cm)
水中では水底に鉛直上向きになるように架台等に設置し、付属電池ケースから電力を供給しつつタイマー測定を行います。内部メモリーを使用した長期係留測定のほか、有線通信によるリアルタイム測定も標準で対応しております。
監視用途として常時運用される場合、機器内部で波浪演算を自動で行う機能を追加することが可能です(Prolog)。波浪演算結果のみ出力されます。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 |
お問い合わせください
※ 通常6週間前後 |
型番・ブランド名 | AWAC |
用途/実績例 | 用途: ・潮流の研究 ・流向流速と波浪のオンライン測定 ・海岸構造物を製作する際に利用するデータの取得 ・洋上風力プラットフォームのサイト調査 ・海岸侵食研究 ・広周波数波浪スペクトルが必要とされる観測 ・運河壁の保護目的非定常波の監視 |
ラインナップ
型番 | 概要 |
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AWAC 1MHz | |
AWAC 600kHz | |
AWAC 400kHz |
詳細情報
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