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アプリケーションノート:核酸結合NABナノセップ遠心デバイスを利用する酵母からgDNAとRNA抽出

最終更新日: 2023-09-19 14:29:20.0

上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。

核酸結合 (NAB) ナノセップを利用する酵母からgDNAとRNAを抽出をまとめたアプリケーションノート
出芽酵母S. cerevisiaeは、真核生物の遺伝学の多用途かつ安定したモデルシステムとして登場しました。1996年に発表された出芽酵母S. cerevisiaeのゲノム配列は、真核生物から初めて完全に解読されたゲノムでした。短い遺伝子間領域かつ、そのコンパクトなサイズで少ないイントロンによる遺伝的冗長性の低さから遺伝子機能研究の解析において理想的なモデルです1。このような理想的なモデルである酵母のポテンシャルを研究に最大限に活用するためには、さらなる研究の出発点として、酵母の高品質なDNAとRNAを抽出・精製する必要があります。
ポールのNABナノセップ遠心ろ過デバイスは、適切なバッファーを使用することで様々なソースからゲノムDNA (gDNA)やRNA、プラスミドDNA (pDNA)などの様々なタイプの核酸を結合することが可能です。

関連情報

核酸精製用 NABナノセップ スピンカラム
核酸精製用 NABナノセップ スピンカラム 製品画像
【特長】
• サンプルの処理が迅速
• DNAとRNAの効率的な結合を可能にする2層のシリカベースの石英グラスファイバー膜
• 低吸着なポリプロピレン製のハウジング
• バイパスまたはシール不良を起こさない超音波溶着シール
• 標準的な遠心分離機ローターに適合
【構成素材】
膜:2層のバインダー無し, シリカベースの石英グラスファイバー
ハウジング:ポリプロピレン
【有効ろ過面積】0.28 cm2
【最大サンプル容量】500 μL
【寸法】
全長 (レーシーバーチューブ含):45 mm
カラムインサートの全長:23 mm
【操作に関する仕様】
許容温度範囲:15 – 30 °C
最大許容遠心力:14,000 x g
最小許容溶出量:40 μL
膜へ結合できるDNAフラグメント:≧50 bp
最大核酸結合容量:RNA;160 μg, ゲノムDNA;69 μg , プラスミドDNA;11.5 μg

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