「将来の水素大量輸送を想定したパイプラインによる未付臭水素供給の実現」には、ニオイ検知に替わる漏洩水素検知が不可欠であることから、当社は岩谷産業(株)と共同で、北九州市環境未来技術開発助成を利用した多地点漏洩水素監視ネットワークシステムの開発を進め、令和元年度からの三ヵ年の実証を終えた。
R3年度の開発では、北九州市エコタウンセンタに構築した「水素パイプライン漏洩模擬評価場」で実証を進め、無線水素センサの応答性試験や混合ガス環境下での水素選択性評価を中心に、水素漏出地点からのセンサ応答時間と距離の条件を振りながら、ハンドホール間の適正ピッチも検証した。
本研究開発で得られた信頼性のあるエビデンスを北九州市から発信し続けることで、早期の未付臭水素利活用と水素サプライチェーン構築の一助になるのではないかと考えている。
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