三愛オブリテック株式会社は発電プラントの配管の除錆、防錆処理からスタートし
現在では航空機用チタン部材の表面処理、半導体・FPD製造装置等の高度な真空特性を求められる真空装置の表面処理を手がけています。
小惑星探査機「はやぶさ」がイトカワから持ち帰った採取サンプルの保管容器や、東京大学宇宙線研究所の大型低温重力波望遠鏡(「KAGRA」総延長6km)の真空ダクトなどに当社の技術が採用されています。得意先は大手重機械メーカーから政府系研究機関まで多岐に渡ります。
関東、関西にあわせて3ヶ所の処理工場があり、千葉県木更津市のかずさ事業所では主として真空装置の電解研磨、化学研磨、精密洗浄を行っています。埼玉県川口市の東京事業所と兵庫県高砂市にある関西事業所ではプラント関連配管を始めとする炭素鋼、SUS等の防錆、除錆、溶接焼け除去、関西事業所ではさらにチタン部材の表面処理にも力を入れています。
また木更津市にある技術開発センターではお客様のご相談に応じ、様々な金属の表面処理手法を研究開発しています。その成果が認められ、第5回岩木トライボネットワークアワード優秀賞という大変名誉ある賞を受賞しました。
■化学研磨、電解研磨、精密洗浄(SMC):
材種によって最適な洗浄方法で清浄性を達成します。表面処理(化学研磨・電解研磨)を組合せることで、より高品質な真空環境の達成を可能とします。
材種に最適な脱脂・洗浄処理を行い純水洗浄後、クラス1000クリーンルーム内で露点管理された窒素でブロー・包装し、お客様の元にお届けいたします。
■精密再生洗浄(RMC):長年の経験と薬液に対する知識から様々な付着物を除去。部材の再使用を可能にします。また、汚染された部品を廃棄する際の無害化も請負います。
■除錆、防錆、酸洗浄:日本最大級の洗浄槽を駆使し、多種多様な化学洗浄に対応します。表面処理剤には、毒性が無く除錆とリン酸鉄皮膜化成が同時に行える「アポリーA400」を使用しています。廃液の発生量を大幅に抑えることができ、環境保全に貢献します。
■出張洗浄工事:近年、自然災害に見舞われることの多い日本。津波や土砂災害で被害を受けた発電所の洗浄工事を行いました。その他、工場の配管ラインやタンクの洗浄もお任せください。
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