鉄骨造耐震補強工法　スマートフィット工法

最終更新日: 2022-04-08 17:43:46.0

カタログ発行日：2021/12
柱脚部補強工法「スマートフィット工法Ⓡ」をリファイン！既存躯体がH 柱の場合の無溶接作業が可能になりました。
鉄骨造建築物の耐震補強工事では、建物に補強部材を取り付ける際に、溶接する方法が一般的です。しかし溶接工法は、作業や火気養生に手間と時間がかかり、かつ工事中の火災リスクを伴うため、火気を使用しない安全安心かつ簡易的な接合方法が求められています。

本工法は、既存鉄骨柱の外側に補強柱と補強アンカーボルトを設置し、柱同士を接合することで、柱脚の曲げ耐力・せん断耐力・靭性指標（F値）を向上させる工法です。コンセプトは「生産性への影響を少なく」。「スマートフィット工法」は旧耐震基準の工場・倉庫の耐震補強に適した工法です。

特長1：無溶接工法
既存柱がH形鋼の場合に限り無溶接を実現

特長2:生産性の確保
生産をストップさせることなく施工が可能
(工事条件により異なります)

特長3:低コスト
従来工法に比べトータルコストの削減が可能(一例)

特長4:省スペース
従来工法に比べ柱の張り出しが約1/3程度(一例)

特長5:工期短縮
従来工法に比べ約40％の工期短縮が可能
(工事条件により異なります)

特長6:確かな性能
BCJ-審査証明-283を取得

関連情報

鉄骨造耐震補強工法『スマートフィット工法』

スマートフィット工法は、既存鉄骨柱の外側に補強柱と補強アンカーボルトを設置し、柱同士を接合することで、柱脚の曲げ耐力・せん断耐力・靭性指標（F値）を向上させる工法です。

鉄骨造建築物の耐震補強工事では、建物に補強部材を取り付ける際に、溶接する方法が一般的です。しかし溶接工法は、作業や火気養生に手間と時間がかかり、かつ工事中の火災リスクを伴うため、火気を使用しない安全安心かつ簡易的な接合方法が求められています。

これまでのスマートフィット工法では、補強柱設置の際に溶接作業が必要でしたが、この度のリファインにより、既存躯体の柱がH 柱の場合に、無溶接で作業を行うことが可能となりました。また、柱脚部の靭性指標（F 値）の向上を実現しました。

〈建設技術審査証明を取得〉無溶接方杖補強「スマートアタッチ工法」

＜スマートアタッチ工法　規格＞
対象箇所　　　　　　　　：鉄骨造柱梁骨組の方杖補強
既存鉄骨柱・はり形状　　：H形断面材（圧延、溶接組立）
適用柱・はりフランジ幅　：124~305ｍｍ
適用柱・はりせい　　　　：1200ｍｍ以下
ウェブ幅厚比　　　　　　：71以下
方杖材角度　　　　　　　：20～70度
＜使用材料＞
SA金物　　　　　　　　：3 型式、鋳鋼品（ JIS G 5102/ SCW480 相当
SAプレート　　　　　　：490ニュートン級鋼材
高力ボルト　　　　　　　：トルシア形高力ボルト（S10T）
　　　　　　　　　　　　　または、摩擦接合用高力六角ボルト（F10T）

・詳細検討は弊社にて行います。方杖接合部に必要な耐力によりSA金物の数量とボルト径が決定します。
・本工法は、方杖補強工法におけるH形断面材と方杖材との接合部に対応する接合方法です。
・方杖材（ガセットプレート含む）の断面検討および方杖を用いた建築物の耐震補強設計は耐震補強設計者の検討範囲となります。
※センクシアでは実施しません。

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【その他の特長】
＜スマートフィット工法＞
既存鉄骨柱の外側に補強柱と補強アンカーボルトを設置し、柱同士を接合することで、柱脚の曲げ耐力・せん断耐力・靭性指標（F値）を向上させる工法です。「RC根巻き補強工法」が不要。短工期・低コストの新工法です。
＜スマートアタッチ工法＞
現場での「無溶接」「施工効率の向上」をコンセプトに開発した、無溶接接合工法です。
専用のSA金物により、高力ボルトのみで方杖材の設置が可能です。
＜スマートクロノスII工法＞
現場での「無溶接」「施工効率の向上」「工期短縮」をコンセプトに開発した、
無溶接鉛直ブレース接合工法です。

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