電子機器を正しく機能させるためには、機器内にある電子回路基板が正常に動作する必要があります。
電子回路基板は、電子部品がプリント配線板(基板)に正しく実装され、電源が供給されることにより動作が可能となりますが、この電子部品が実装された状態の電子回路基板を検査することをインサーキットテスト(ICT)と呼びます。
インサーキットテスタは、電子部品と基板との接続信頼性や、部品間違いを検査することが目的の検査装置です。
基板に実装された個々の電子部品(抵抗器・コンデンサ等)の定数、ダイオード特性などを微小な電気信号で検査することにより、基板自体に余計な負荷を与えることなく、良否を比較検査します。
MDA(Manufacturing Defect Analyzer:製造不良解析装置)とも呼ばれます。
主な検査内容
● 半田のショート・オープン
● パターン断線
● 部品の欠品
● 部品の定数間違い
● 極性のある部品の逆挿入
● IC・コネクタのリード浮き
● デジタルトランジスタやフォトカプラ、ツェナーダイオードの動作確認
● その他、簡易ファンクション検査
基本情報
タカヤ株式会社は、約30年前に世界で初めて『フライングプローブテスタ』を開発/販売し、今でも世界トップシェアを誇る実装基板検査機業界のリーディングカンパニーです。
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用途/実績例 | 【採用業界】 EMS,EMDS企業 半導体製造装置関係 通信インフラ・サーバー 車載・航空機・船舶 医療機器 産業機械、ロボット FA工作機械 発電、電力システム 【活用事例】 ■量産品の検査 ローダー/アンローダーと接続し、大ロットでも自動化/無人検査 ■多品種少量基板の検査 専用治具製作コスト不要 不良個所の特定が容易 ■試作基板の検査 設計変更に即応したファンクションテスト(基板に電圧を印加し、回路動作(ON/OFF)の確認や直流電流の測定) ■機種切り替え時の実装確認検査 ファーストロットのマウントプログラムの確認や、機種切り替え時セット間違いの確認 ■不良解析検査 機能検査で不良になった基板の検査や、市場で故障した基板の不良解析 他にも、様々な用途で活用いただいている実績がございます。 詳しくは営業担当までお問い合わせください。 |
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