トップランナーモータ規制施行間近! 環境保護・コスト削減に貢献する高効率モータを一挙ご紹介!
地球環境の保護と電力使用量の削減を目的として、モータを製造するメーカーに対し、効率の低いモータの出荷を規制するトップランナーモータ規制が2015年4月よりスタートします。
高効率モータは現行のモータよりも使用している部品が高価であること、冷却のためサイズが大きくなる場合があることなどから、一般的には現行モータよりも価格が上がります。
一方で、効率が高いため運転コストは下がり、高効率モータを使用する方が経済的です。
既に使われているモータの切替え義務はありませんが、現在お使いのモータが規制施行後に故障した際は同じ製品を手に入れることが困難なため、事前の切替えがおすすめです。
この特集では、FA関連機器の専門商社「トークシステム」が取扱うトップランナーモータの代表機種をご紹介します。
▼規制対象については「基本情報」を、
代表機種は「詳細情報」をご覧ください。
《種類》単一速度三相かご形誘導電動機
《出力》0.75kW~375kW
《極数》2極・4極・6極
《電圧》1,000V以下
《周波数》50Hz・60Hz・50Hz/60Hz
《使用の種類》S1( 連続定格) または、80% 以上の負荷時間率を持つS3(反復使用)
《主な規制対象外品》
1.特殊絶縁
2.デルタスター始動方式
3.船用モータ
4.液中モータ
5.防爆形モータ
6.ハイスリップモータ
7.ゲートモータ
8.キャンドモータ
9.極低温環境下で使用するもの
10.インバータ駆動専用設計で他力通風形のもの
※インバータ駆動専用のもののうち、基底周波数が50Hz±5%または、60Hz±5% のものについては規制対象です。
▼トークシステム取扱い代表機種は「詳細情報」をご覧ください。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
型番・ブランド名 | 東芝産業機器システム・日立産機システム・三菱電機・住友重機械工業・住友重機械ギヤモータ・富士変速機 |
用途/実績例 | ポンプ・コンプレッサー・送風機・動力伝達装置・金属工作機械・農業用機械器具・運搬機械・産業用ロボット 他 |
詳細情報
【三相モータ】プレミアムゴールドモートル(東芝産業機器システム)
出力/局数:0.75~55kW/2極・4極・6極
○トップランナー基準に対応、更に国内電源3定格のIE3対応を実現
○東芝産業機器システム製標準モータと同一枠番号で取付互換性を確保
○米国効率規制に対応した230V-60Hzが標準仕様
○特性・性能評価の高い信頼性
○全機種耐熱クラス155(F)(温度上昇Bライズ)を採用、信頼性が更にアップ
○標準モータに対し損失が30~40%低減
【三相モータ】ザ・モートルNeo100 Premium(日立産機システム)
出力/局数:0.75~55kW/2極・4極・6極
○取合い寸法(枠番号、軸系、足穴位置など)は全機種標準効率モータと同一
○フレームバリエーションで、0.75~15kW相当(71~160L枠)は側面の省スペース化を考慮した端子箱上取付も対応可能。在庫の統一も図れます。
○全機種に耐熱クラスF標準採用により高い信頼性を確保
○全機種に保護構造IP55標準採用
【ギヤードモータ】サイクロ減速機・ベベル・バディボックス(4シリーズ)・ベベル・バディボックス(5シリーズ)(いずれも 住友重機械工業)
【サイクロ減速機】写真:上
出力/軸:0.75kW~11kW/同心軸
減速比:1/2.5~1/7569
【ベベル・バディボックス(4シリーズ)】写真:中
出力/軸:0.75kW~11kW/直行軸
減速比:1/11~1/3511
【ベベル・バディボックス(5シリーズ)】写真:下
出力/軸:0.75kW~11kW/直行軸
減速比:1/11~1/1117
【ギヤードモータ】プレストNEOギヤモータ・アルタックスNEO・ハイポニック減速機(いずれも 住友重機械ギヤモータ)
【プレストNEOギヤモータ】写真:上
出力/軸:0.75kW~2.2kW/平行軸
減速比:1/3~1/200
【アルタックスNEO】写真:中
出力/軸:0.75kW~3.7kW/同心軸
減速比:1/3~1/255
【ハイポニック減速機】写真:下
出力/軸:0.75kW~11kW/直行軸
減速比:1/5~1/1440
【ギヤードモータ】VX series・VC series(いずれも 富士変速機)
【VXシリーズ】写真:上
出力/軸:0.75kW~7.5kW/平行軸
減速比:1/3~1/500
【VCシリーズ】写真:下
出力/軸:0.75kW ~ 2.2kW/直行軸
減速比:1/7~1/160
【Q1】使用中の高効率でないモータも切替えが必要ですか?
【A1】
既に使われているモータの切替え義務はありません。
しかし、高効率モータに切替えることで省エネが期待できます。
また、施工後にご使用のモータが故障した際は、同じ製品を手に入れることが困難です。
製品寸法などが異なる場合があるため、事前に切替えの検討をおすすめいたします。
【Q2】トップランナーモータの注意点は?
【A2】
1.モータサイズが現行機より大きくなる場合があります。
2.モータの定格回転速度が高くなる傾向にあります。*
3.始動電流が大きくなる傾向にあります。
4.モータ発生トルクが大きくなる傾向にあります。
5.低始動電流仕様のモータの製作ができなくなります。
*ポンプやファンで使用すると、動力が増加し電力消費が増加する場合があります。
関連ダウンロード
【特集】トップランナーモータ/2015年4月、規制スタート!
上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。
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トークシステム株式会社