この工事は、1970年に講堂として建てられた Agora Evry アリーナのリノベーションプロジェクトです。当時、高い技術力が求められる複雑なプロジェクトであり、建設にあたりボーダン・シャトーヌフ チームのノウハウが必要でした。
このプロジェクトの最初の課題は、新しい建物を増設するために、既存の建物の設計モデルを一から再作成することでした。モデリングは、1970年にボーダン・シャトーヌフによって作成されたマニュアルに基づいて行われました。既存の構造物の3Dスキャンから得られた点群データを用いて、部材を数センチ修正ました。実測した点群のデータは、実際の建物と非常に近似した位置情報を持っていることが確認できました。
この「研究」は、いくつかの想定外の課題に直面しましたが、困難の中でも、Tekla ModelSharing を利用することによって、継続的に作業することが可能となりました。
基本情報
【事例概要】
■導入製品:Tekla Structures
■課題
・新しい建物を増設するために、既存の建物の設計モデルを一から再作成する
・複雑な部材の製作
・小さい金属の板で覆われたガラスファサードのような構造物を組み立てる
■結果
・困難の中でも、Tekla ModelSharingを利用することによって、継続的に作業することが可能となった
・複雑な部材の製作は、Teklaの製作向けに開発された機能のおかげで無事に成功
・DWG-3D形式でTeklaモデルをエクスポートし、 TTVオペレーターがレイアウトステーションを使用して、ファサードを調整できるようにした
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