蛍光式の溶存酸素計で従来の隔膜式電極を用いた計測器とは測定原理が異なり、検出器内部には青色と赤色の発光ダイオード(LED)が配置され交互に点灯して測定を行います。
青色のLEDから発せられた光が、検出器先端の透明な樹脂板の外側に蛍光物質を塗布したセンサーキャップに照射され、すぐ励起状態となり赤色の蛍光を発し基底状態に戻ります。
試料水の酸素濃度が高いほど赤色の蛍光量は少なく、基底状態に戻る時間が短くなります。
『LDO2』は、この現象を利用し試料水の溶存酸素濃度を求め、赤色のLEDで光学的なゼロ合わせを行い測定の安定性を高めています。
【特長】
■検出器は陽極・陰極を持たず電解液や隔膜の交換が不要
■保守がほとんど必要ない(2年に1回のセンサーキャップ交換)
■光学的なゼロ合わせを行うため長期間にわたり安定した測定が可能
■妨害物質はほとんどなく流速の影響もない
■変換器 SC4500には2本の検出器が接続可能で、2ch同時測定が可能
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基本情報
【仕様(抜粋)】
■製品名:蛍光式溶存酸素計
■測定方式:蛍光式(ASTM D888-05準拠)
■測定範囲
・DO:0.00~20.00mg/L(ppm)、0.0~200.0%
・温度:0.0~50.0℃
■最小目盛り値:0.01mg/L(ppm)、0.1%、0.1℃
■試料水条件
・水温:0~50℃(ただし凍結しないこと)
・水深:15m以下
・水圧:345kPa以下
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