レッドウッド
レッドウッドとは自生地カリフォルニア州での通称で、正しくは「セコイア・センペルヴィレンズ」という学名を持つスギ亜目セコイア属の針葉樹です。
(メタセコイア、ジャイアントセコイアとは異なる樹種です)
セコイアの名は現地原住民、インディアンの偉大な賢者からとられたもの。その天高くそびえる神秘的な姿をして「神の木」とされた歴史に由来します。
生態系の特異点とも言うべき、群生することでその地の気候まで変えてしまうようなレッドウッドの特性。森林火災にすら耐性を持ち、
自らの繁栄の糧としてしまうこの木にとって唯一その生命を脅かすであろう「自身の腐食」に、レッドウッドは極めて強い耐性を持つ植物として進化を遂げました。
自然林では100mを超えるほどの巨躯ですが、産業用としては現在人工林にて、日本のスギやヒノキの数倍の成長速度を生かしたサスティナブルな安定供給が実現しています。
およそ60年サイクルで管理されるレッドウッドは国産材の3倍の樹齢に及ぶ生産性を持ち、前述の耐腐食性は木材としては比類のない性能を発揮。