2021年に富山県農業機械研修所の展示室の床を施工致しました。
仕様は【シールハードプレミアム】、21世紀美術館や弘前れんが倉庫美術館と同じ仕上です。
設計者の想いは「展示室と倉庫兼ねたスペース。お客様の出入りを考慮して清潔感のある床、そして農業機械が入る際に耐えうる強度が必要」
まさに【シールハードプレミアム】の特徴と合致しました。
【シールハードプレミアム】は2回施工の仕様です。
1回目にシールハード標準仕様で下地の強度を高めます。
2回目の施工でさらにシールハードを床に入れて、その上で磨き(研磨)あげていきます。
シールハード標準仕様で耐摩耗性、防塵効果が向上している上に、さらに強度と意匠を上げていく仕上です。
写真で見てお分かりの通り、磨かれた床は照明や日差しが床に映り込みます。
また当物件は天井・柱がコンクリートでの仕上げの為、空間全体に統一感もあります。
コンクリートの力強い雰囲気に農業機械が収まることを想像すると【シールハードプレミアム】の選択は間違いないように感じます。
意匠・床の強度・低メンテが揃う床、一度ご体感ください。
基本情報
シールハードは無色、無臭、無公害の環境にやさしいコンクリート表面強化材です。
珪酸ナトリウムを主成分とする無色透明の液体で、施工後、コンクリートの表面に浸透し、コンクリート成分との化学反応で、コンクリート表面にガラス状物質を生成します。この化学反応は、定期的な水洗いによる水分補給で、経年にわたって続きます。
シールハードによって強化されたコンクリートは、経年使用と定期的な水洗いにより、使えば使い込むほど艶が出て美しくなります。光沢が出ても滑りやすくなることはありません。
シールハードプレミアムは商業施設、公共物件床で多く採用頂いております。
今回ご紹介した商業施設の事例以外にも、美術館、博物館、物流センターなど公共物件、民間物件問わず多数の実績がございます。
シールハードの施工は2回に分かれます。1回目はコンクリート打設後8日目以降、2回目は1回目施工から14日以上経過後から施工可能です。
研磨を含んだ仕様のため、竣工時より平滑で光沢のある表面に仕上がっており、メンテナンスは非常に簡単です。
コンクリートの風合いを残しながら、光沢のある床に仕上がります。
価格情報 | 価格情報については、平米数等に応じて金額が前後しますので、 お気軽お問い合わせください。 |
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納期 |
お問い合わせください
※ 責任施工(現場工事による提供) |
型番・ブランド名 | LATICRETE International, Inc.(米国コネチカット州) |
用途/実績例 | ≪シールハード プレミアム≫ 光沢感のあるポリッシュコンクリート仕上のため、従来Pタイルや長尺シート、セラミックタイルを採用していた商業施設、美術館・博物館などにおすすめします。また、物流センターや倉庫、工場やコンクリートをそのまま仕上としつつも、低メンテナンスで清潔感のある床にしたい場合にもおすすめです。 採用実績(順不同敬称略) ◆物流施設 メディセオ、アトル、エバルス、PALTAC、ホクショー、清光社、ヤオコー ◆ 商業施設 PLANT黒部店、ポールスミス銀座店、フェニックスシー、信毎メディアガーデン ◆公共施設 弘前れんが倉庫美術館、金沢21世紀美術館、日立市新庁舎、東京大学宿舎、青森新陸上競技場、多賀町公民館、みんなの森 ぎふメディアコスモス 備考:コンクリート打設時は機械式鏝にて平滑に押さえてください。鏝ムラ・色斑はそのまま仕上り表情に影響しますので、別途E-CONやモア―クリート等のご採用をおすすめします。ひび割れ予防としてカッター目地を4~5mピッチで設けていただく事をおすすめいたします。また、カッター目地の処理は目地充填工法SSP-100をおすすめします。 |
詳細情報
コンクリート打設して無垢のままの状態です。
表面を触れば手に白い粉が付くフレッシュな状態からスタートしました。
シールハードプレミアムは2回に工期が分かれます。
その1回目にしっかりとした下地を作っていきます。
シールハードを入れる前の儀式、床洗浄。
たっぷりの水で床を洗い、脆弱な部分を取り除いていきます。
1回目施工時のシールハード塗布光景です。
床に限界浸透量を塗り込んでいきます。
縦横とムラなく、隙間なく入れられるだけ投入します。
1回目の施工終了直後の写真です。
うっすらと光沢が見えるのが分かりますでしょうか?
1回目の施工から一定期間をおき床の強度を高めて2回目の施工に入ります。
2回目時の床洗浄工程です。
約1カ月の間に現場に溜まったホコリや砂、汚れを取り除きます。
2回目のシールハードを塗布することにより耐摩耗性がグンと上がります。
農業機械を収める、当床。2回施工のシールハードプレミアムは良い選択だったと思います。
いよいよ床を磨き上げていきます。
シールハードで強化された床に研磨をかけ、コンクリートのセメント層を残した状態で光沢を出していきます。
研磨で磨かれた床を最後に水洗いを行っていきます。
手前の光沢感を床そのものから発せられるもの。
水の反射ではありません。
時間をかけて強度を出した床に研磨を行う事でこのような上品な光沢と清潔感が発現します。
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