マイクロコニックシステムは自動盤の背面主軸用(サブスピンドル)のコレットチャックシステムです。 通常よりも簡単にクランプ力を数値調整できる小径用精密コレットと、最大直径4mmの段差を飛び越ししてクランプできる飛び越しチャック(オーバーグリップコレット)を使用できるシステムです。
このシステムを使用するためのカートリッジは通常のコレットと互換性のある形状をしているため、設備改造不要で簡単に設備に取り付けできます。
基本情報
Q1.何故把握力が従来のコレットより強いのか?
A1. 独自の形状の為、力点に対して作用点が近くなり、高い把握力を実現します。
Q2.把握径より4mm大きく開くとは?
A1. 特殊な形状と焼き入れにより口が大きく開くコレットになっています。一般的に飛び越しチャックと呼ばれています。
Q3.経験やコツが要らずに誰でも簡単に把握力調整?
A3. 専用レンチで数値で把握力を調整できます。
Q4.ナットを外さずコレットを交換できる?
A4.従来のコレット部分は専用カートリッジになっていて、その先端に専用コレットを付けます。ナットを緩めなくても、先端のコレット交換作業ができます。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
型番・ブランド名 | マサツール |
用途/実績例 | インプラント部品加工事例 材料:チタン合金 機械:スター精密製SR20 従来の方法:六角ブローチ加工時のスラスト抵抗によるチャックの滑りを防ぐため、インプラントの加工のほとんどはメインスピンドルで行われていました。その為サブスピンドル側での加工が極端に短い時間となり、長い待ち合わせ時間が発生していました。 【効果1 加工時間の短縮】 従来164秒かかっていた加工が、98秒で完了できるようになりました。メインスピンドル側では外径加工を行い、内径加工は全てサブスピンドル側で行うようになりました。これはマイクロコニックシステムがブローチ加工時のスラスト抵抗に耐える強力な把握力を持っているからです。内径と外径の同芯度25μという精度も従来のロングノーズコレットでは実現不可能でした。 【効果2 製造コスト削減】 生産速度が上がったことで、44%の費用削減になりました。従来はねじ加工後に突っ切りをする為、バリが残ってしまい手作業で除去していましたが、加工順序が変わったことでバリ取り作業自体が不要になりました。 |
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