欧米では数兆円規模のマーケットが形成されていたが、日本では一部の消費者の需要を満たすため、限られた生産者や小売業者が対応するにとどまっており有機農業の生産面積は農業全体の1%にも満たないのが現状であった。ところがこれまで「安全・安心」と信じられてきた国産農産物や加工食品の安全性が脅かされる事件や事故が多発し食のグローバル化が進展するなかで有機農業や有機(オーガニック)食品に対する見方が変化しつつある。農林水産省では2000年から有機JAS規格を設け認定事業者によって格付の表示(有機JASマーク)が付された有機農産物や加工食品でなければ、「有機」や「オーガニック」とは表示できなくなった。また2017年のJAS制度改正では、JASを活用した輸出力の強化と規格の国際化を謳っており、国際取引における高付加価値農産物や加工食品の需要は、今後益々高まると予想される。そこで本調査レポートでは、オーガニック食品(農産物及び加工食品)の需要動向や市場特性、現状の課題等を明らかにするとともに、今後の方向性についてまとめ、市場性を展望した。
発刊日:2018/09/28 体裁:A4/183頁 定価:150,000円(税別)
基本情報
■構成
第1章 オーガニック食品に関する行政動向とトピックス
第2章 オーガニック農産物の市場動向
第3章 オーガニック加工食品の市場動向
第4章 オーガニック食品の需要動向(需要家調査)
第5章 参入企業の個別動向(21社)
発刊日:2018/09/28 体裁:A4 / 183頁 定価:150,000円(税別)
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