上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。
射出成形、押出成形、圧縮成形、トランスファー成形、ブロー成形、真空成形、積層成形、注型、光造形、切削加工(機械加工)、接着、溶接、曲げ加工、打ち抜き加工、ウォータージェット加工
射出成形など成形と名のつくものは主に金型を使って量産する場合の製法で(簡易金型で少量を成形することも可能です)、切削加工などは少量多品種に適しています。
当社では樹脂製品の製造方法として主に切削加工、接着、溶接、曲げ加工を行っており、射出成形などその他の製造方法は外注に委託しています。
ここでは樹脂の切削加工用材料についてまとめました。
また、樹脂は熱可塑性樹脂(熱可塑性プラスチック)と熱硬化性樹脂(熱硬化性プラスチック)の2種類に分類されます。
熱可塑性樹脂は加熱すると軟化して流動体になり、冷やすと固まって固体になります。
熱硬化性樹脂は加熱するといったんは流動体になりますが、次第に化学変化を起こして硬化し固体になります。
切削加工用の主な樹脂材料の特長・用途・物性値などはカタログをダウンロードあるいは弊社へ資料請求してださい。
関連情報
樹脂の材質選定いたします。
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樹脂の分類
樹脂は熱可塑性樹脂(熱可塑性プラスチック)と熱硬化性樹脂(熱硬化性プラスチック)の2種類に分類されます。
熱可塑性樹脂は加熱すると軟化し流動体になり冷やすと固まって固体になります。
熱硬化性樹脂は加熱するといったんは流動体になりますが、次第に化学変化を起こして硬化し固体になります。
熱可塑性樹脂は
●汎用樹脂
●エンジニアリングプラスチック(エンプラ)
に分類されます。
さらに、エンジニアリングプラスチックは
●汎用エンジニアリングプラスチック(汎用エンプラ)
●スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)
に分類されます。
樹脂製品の製造方法
樹脂製品の製造方法は以下のような様々な方法があります。
射出成形
真空成形
接着・溶接
押出成形
積層成形
曲げ加工
圧縮成形
注型
打ち抜き加工
トランスファー成形
光造形
ウォータージェット加工
ブロー成形
切削加工
射出成形など成形と名のつくものは主に金型を使って量産する場合の製法で(簡易金型で少量を成形することも可能です)切削加工などは少量多品種に適しています。
樹脂加工
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樹脂は熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の2種類に分類されます。
熱可塑性樹脂は
・汎用樹脂
・エンジニアリングプラスチック
に分類されます。
さらに、エンジニアリングプラスチックは
・汎用エンジニアリングプラスチック
・スーパーエンジニアリングプラスチック
に分類されます。
・汎用樹脂は以下のようなものがあります。
塩ビ(PVC)、アクリル(PMMA)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ABSなど
・汎用エンプラは以下のようなものがあります。
MCナイロン、ジュラコン(ポリアセタール POM)、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、 ポリカーボネート(PC)、PETなど
・スーパーエンプラは以下のようなものがあります。
テフロン(PTFE)、PEEK、PPS、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、LCPなど
熱硬化性樹脂は以下のようなものがあります。
・紙フェノール積層板(紙ベークライト)
・布ェノール積層板(布ベークライト)
・ガラスエポキシ積層板(ガラエポ)
・ガラスシリコン積層板
・ガラスマットポリエステル積層板など
スーパーエンジニアリングプラスチック ポリイミド樹脂切削加工
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ポリイミド樹脂の概要は以下の通りです。
<物性値>
熱変形温度 360℃
熱伝導率 0.395W/(m・k)
曲げ強度 161MPa
引張強度 116MPa
ロックウェル硬度 Mスケール 114
比重 1.4
吸水率 0.46%
上記の数値は測定値で、保証値ではありません。
耐熱温度は目安であり、使用条件によって異なります。
<素材寸法>
厚み:10~50mm 縦×横:300×300mmの板材
φ5~φ50×300mmの丸棒
熱硬化性樹脂 ガラスエポキシ積層板(ガラエポ)切削加工
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ガラスエポキシ積層板(ガラエポ)の概要は以下の通りです。
<物性値>
耐熱温度 120~150℃
曲げ強度 400~500MPa
圧縮強度 400~500MPa
衝撃強さ(アイゾット) 5~6J/cm
熱伝導率 0.3W/(m・k)
比重 1.75~1.95
上記の数値は測定値で、保証値ではありません。
耐熱温度は目安であり、使用条件によって異なります。
<素材寸法>
厚み:1~50mm
縦×横:1000×1000mm、1000×2000mmなどの板材・シート材
丸棒・パイプ状の素材もあります。
熱硬化性樹脂 布フェノール樹脂積層板(布ベークライト)切削加工
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布フェノール樹脂積層板(布ペークライト)の概要は以下の通りです。
<物性値>
耐熱温度 130℃
曲げ強度 140~180MPa
圧縮強度 260~330MPa
衝撃強さ(アイゾット) 0.8~1.3J/cm
熱伝導率 0.3W/(m・k)
比重 1.3~1.4
上記の数値は測定値で、保証値ではありません。
耐熱温度は目安であり、使用条件によって異なります。
<素材寸法>
厚み:1~50mm
縦×横:1000×1000mm、1000×2000mmなどの板材・シート材
丸棒・パイプ状の素材もあります。
熱硬化性樹脂 紙フェノール樹脂積層板(紙ベークライト)切削加工
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紙フェノール樹脂積層板(紙ペークライト)の概要は以下の通りです。
<物性値>
耐熱温度 130℃
曲げ強度 150~200MPa
圧縮強度 250~350MPa
衝撃強さ(アイゾット) 0.2~0.4J/cm
熱伝導率 0.3W/(m・k)
比重 1.3~1.4
上記の数値は測定値で、保証値ではありません。
耐熱温度は目安であり、使用条件によって異なります。
<素材寸法>
厚み:1~50mm
縦×横:1000×1000mm、1000×2000mmなどの板材・シート材
丸棒・パイプ状の素材もあります。
熱硬化性樹脂 FRP TCボード切削加工
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TCボードの概要は以下の通りです。
<物性値>
耐熱温度 150℃
曲げ強度 50~90MPa
圧縮強度 90~100MPa
衝撃強さ(シャルピー) 13-18kJ/m2
熱伝導率 0.8-1.0W/(m・k)
比重 1.8-1.9
上記の数値は測定値で、保証値ではありません。
耐熱温度は目安であり、使用条件によって異なります。
<素材寸法>
厚み:3~50mm
縦×横:1000×1200mmの板材・シート材
ハンダ付けマスキング治具 ソルダーパレット
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物性値
最高使用温度 300℃
半田耐熱温度 260℃ 10分OK
半田耐熱温度 300℃ 5分OK
熱分解温度(1%減少) 227℃
熱分解温度(5%減少) 288℃
熱分解温度(10%減少) 328℃
ガラス転移温度 174℃
熱膨張係数(層に平行) 7.1×10-6 K -1
熱膨張係数(層に垂直) 20.5×10-6 K -1
熱伝導率 0.31W/m・k
耐燃性 UL94HB
引張強度(25℃) 240MPa
引張強度(130℃) 200MPa
引張強度(150℃) 170MPa
引張弾性率(25℃) 17200MPa
曲げ強度(25℃) 370MPa
曲げ強度(130℃) 170MPa
曲げ強度(150℃) 170MPa
曲げ弾性率(25℃) 16500MPa
圧縮強度(25℃ 層に垂直) 610MPa
圧縮強度(25℃ 層に平行) 260MPa
アイゾット衝撃強度 8.1J/cm
バーコル硬さ 77
静電放電安全性 有
密度 1.84
吸水率 0.2%以下
記載の数値は測定値であり、保証値ではありません。
FRPの切削加工【様々な分野で幅広く活用可能な複合材】
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FRPはガラス繊維とポリエステル樹脂の組み合わせが一般的ですが、
繊維と樹脂の組み合わせにより様々な種類があります。
【繊維の例】
◎ガラス繊維 ◎カーボン繊維 ◎アラミド繊維(ケブラー繊維)
◎ポリエチレン繊維(ダイニーマ) ◎ザイロン繊維 ◎ボロン繊維
【樹脂の例】
◎ポリエステル樹脂 ◎ビニルエステル樹脂 ◎エポキシ樹脂
◎フェノール樹脂 ◎熱可塑性樹脂
【代表的なFRP】
◎GFRP=Glass Fiber Reinforced Plastics=ガラス繊維強化プラスチック(ガラス繊維強化樹脂)
◎CFRP=Carbon Fiber Reinforced Plastics=カーボン繊維強化プラスチック(カーボン繊維強化樹脂 炭素繊維強化プラスチック 炭素繊維強化樹脂)
GFRP、CFRP以外にはAFRP(アラミド繊維強化樹脂)、DFRP(ダイニーマ繊維強化樹脂)、
ZFRP(ザイロン繊維強化樹脂)等があります。
※詳しくは資料をご覧ください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。
高強度FRP積層板切削加工
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高強度FRP積層板の概要は以下の通りです。
<物性値>
耐熱温度 120~150℃
曲げ強度 400~500MPa
圧縮強度 400~500MPa
衝撃強さ(アイゾット) 5~6J/cm
熱伝導率 0.3W/(m・k)
比重 1.75~1.95
上記の数値は測定値で、保証値ではありません。
耐熱温度は目安であり、使用条件によって異なります。
<素材寸法>
厚み:1~50mm
縦×横:1000×1000mm、1000×2000mmなどの板材・シート材
丸棒・パイプ状の素材もあります。
樹脂の三次元曲面加工
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主に金属加工用の工作機械を使って樹脂・セラミック・断熱材の加工を行っています。
マシニングセンターやNC旋盤などがあるのでほとんどの形状が加工可能です。
板状の材料であれば以下の加工が可能です。
最大加工寸法:厚み100mm×幅1000mm×長さ2000mm
板厚精度:±0.01mm
断熱材・耐熱材の加工
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素材寸法
・厚み:0.1~100mm
・縦×横:900×1200 mm、1000×1000 mm、1200×1200 mm、1000×2000 mmなどの板材・シート材
・丸棒・パイプ状の素材もあります。
ファインセラミックス加工
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ファインセラミックスは
・エンジニアリングセラミックス
・マシナブルセラミックス
の2種類に分類されます。
エンジニアリングセラミックスは材料を切削加工後焼成し、焼成後は研削加工・研磨加工しか出来なくなり、耐摩耗性に優れます。
マシナブルセラミックスは材料を切削加工後焼成しないので、一般の樹脂や金属同様何度でも切削加工することが可能です。
ただし一般の樹脂や金属に比べれば硬くて脆く欠けやすいため、加工性は悪く、加工時間も長くなります。
エンジニアリングセラミックスは以下のようなものがあります。
・アルミナ(Al2O3)
・窒化ケイ素(Si3N4)
・ジルコニア(ZrO2)
・炭化ケイ素(SiC)
・窒化アルミ(AlN エンジニアリングタイプ)
・ムライト
・コージライト
・ステアタイト
・多孔質セラミック
マシナブルセラミックスは以下のようなものがあります。
・ホトベール
・マセライト
・マコール
・シェイパルMソフト(窒化アルミ マシナブルタイプ)
・窒化ホウ素(BN、ボロンナイトライド)
・マイカレックスMM400(マイカレックスM-31)
樹脂・セラミック・断熱材の加工
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主な特長は以下の通りです。
1. 樹脂・セラミック・断熱材全般を扱っているが、特に以下の様な加工性が悪い材料(難削材)を得意としている。
(1)ガラス繊維やカーボン繊維と樹脂の複合材(FRP、GFRP、CFRP)
(2)断熱材・耐熱材(ガラス繊維、セメント、マイカなどを主原料とした硬質断熱板)
(3)セラミック
(4)カーボン
2. 樹脂・セラミック・断熱材全般を扱っているので、ほとんどの材料を供給可能。
3. マシニングセンター、NC旋盤、研磨機、歯切盤など様々な機械により大抵の形状は製作可能。
4. 1個から5万個まで様々な製作数量に対応可能。
5. 材料の在庫を置いているので短納期対応が可能。
6. 各種樹脂・セラミック・断熱材の特性を把握しており、要求に応じた好適な材質選定が可能。
7. 全国に発送可能。
各種断熱板一覧表
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当社では以下の様な硬質断熱材および軟質断熱材を扱っております。
・耐熱温度:100~1800度
・主原料:ガラス繊維、セメント、マイカ、ケイ酸カルシウム、セラミックファイバーなど
・高強度で構造材として使用可能なものから、強度は低いが静止空気以上の断熱性能のものまで各種とりそろえています。
・耐熱温度などの必要特性、使用環境、用途などの情報をいただけましたら、材質選定し、資料・サンプルなどを提供します。
・図面をいただければ、マシニングセンターやNC旋盤などの工作機械を使って、切断・穴あけ・切り欠き・厚み研摩などの加工を行い、完成品で納入いたします(素材のみのご注文でも結構です)。
・1個から5万個まで様々なご注文数量に対応可能です。
・石綿の代替としてアスベストを含んでおりません。
素材寸法
・厚み:0.1~100mm
・縦×横:900×1200 mm、1000×1000 mm、1200×1200 mm、1000×2000 mmなどの板材・シート材
丸棒・パイプ状・布状・綿状の素材もあります。
主な断熱材・耐熱材の特長・用途・物性値などは以下をご覧ください。
主要ファインセラミックス材料一覧表
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当社はファインセラミックスの販売およびお客様から支給されたファインセラミックス材の加工を行っております(加工は基本的に外注になります)。
お客様からいただいた図面に基づき、材質選定・材料調達・機械加工・焼成まで行い、耐熱・耐摩耗・耐腐食・電気絶縁などのための部品・部材を供給しています。
主なファインセラミックスの特長・用途・物性値などはカタログをご覧ください。
主要樹脂材料一覧表(切削加工用)
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樹脂は熱可塑性樹脂(熱可塑性プラスチック)と熱硬化性樹脂(熱硬化性プラスチック)の2種類に分類されます。
熱可塑性樹脂は加熱すると軟化して流動体になり、冷やすと固まって固体になります。
熱硬化性樹脂は加熱するといったんは流動体になりますが、次第に化学変化を起こして硬化し固体になります。
切削加工用の主な樹脂材料の特長・用途・物性値などはカタログをダウンロードあるいは弊社へ資料請求してださい。
また、樹脂材料は様々な種類がありますので、耐熱温度などの必要特性、使用環境、用途などの情報をいただけましたら、材質選定いたします。
お問い合わせ
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