上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。
濃縮工程において、糖度(°Brix)を監視することで蒸発工程の時間とエネルギー消費を最適化します
生鮮品を濃縮物に加工することによって、季節に関係なく一年中野菜や果物を利用できるようになり、保管や輸送にかかるコストを削減できます。
蒸発器(エバポレーター)を使って果汁やペーストの水分を減らします。製品によって異なり、濃縮トマトでは最大35 °Brix、濃縮果汁では最大65 °Brixです。一般的な最終製品に、ピューレ、混濁果汁及びクリア果汁(ストレートまたは濃縮)があります。
果汁、ペースト、濃縮物の蒸発工程で最も重要な測定が糖度で、°Brixで表されます。蒸発容器の入り口と出口の両方で製品の糖度をインライン監視することは、プロセスを最適化し、最終製品の品質を確保するうえで非常に重要です。
屈折計は食品業界で長期間にわたって幅広く使用されており、砂糖、ジャム、ソフトドリンク、果汁などの製品を測定してきました。食品には混濁しているものやどろどろしているものもあるので、中間製品及び最終製品の糖度を測定する方法として、インライン屈折計での屈折率測定は最適です。
関連情報
L-Rix インラインセンサは、卓上型の屈折率計と同様、臨界角に基づいて液体の屈折率を測定します。
測定プリズムはL-Rixと液体サンプル間の界面として機能し、光源でプリズムとサンプル液体の間にある境界層を照射します。角度により光線の一部は全反射し、他の一部は部分反射しますが、ほとんどは屈折して液体に入ります。この反射光をCMOS アレイで検出し、臨界角を測定します。この角度を使用して屈折率(nD で表す) を測定し、必要に応じて濃度を計算します。
◎屈折率計の得意・不得意
屈折率計は溶液の濃度を測定します。測定部が平滑なデザインのセンサーが多く衛生的なデザインが可能です。また、多少の気泡や固形分の影響を受けずに溶液の濃度を測定することができます。
一方、固形分も含めた濃度の測定をしたいとき、スラリーの固形分濃度を測定したい時などは、密度計が最適かもしれません。アントンパールでは、L-Dens7400シリーズがラインナップされています。
また、プリズム部が接液するため、付着性の高いサンプルや、着色汚れの影響を受けます。事前にサンプルと測定原理のマッチングを確認しましょう。
測定範囲 : 0-100Brix (他のレンジについては応相談)
温度範囲 : 0-80℃ (他のレンジについては応相談)
精度 : 0.025%
・CO2測定システムと組み合わせたBrix測定が可能
■信頼性が高くメンテナンスフリー
・可動部品が一切無い
■原材料の使用を最適化
・スタートアップにかかる時間を短縮し生産コストを低減
密度計は、液体用振動式密度計・プロセス液体密度計・流体プロセス・プロセス用精密密度です。また、真の密度が測定できるセンサーであり、コリオリ式・浮子式・質量流量式ではありません。
・リアルタイムで測定値を取得
・偏差を迅速に表示
・原材料の使用を最適化
■非常に高い柔軟性
・インラインバージョンとバイパスバージョン
・センサーから最大250 m離れた場所に表示変換器を設置可能
・標準的なイーサネットを介してDavis 5ソフトウェアに簡単に接続
・各種フィールドバスを使用したデータ交換
■あらゆる種類の飲料に適応
・ダイエット飲料、加糖飲料、混合飲料(アルコール、ビール、ワイン、ミネラルウォーターなど)
・最大999種類の製品に対してリミットとアラームが設定できるなど、様々な製品仕様
・安心のアントンパール製
・安定した測定を実現
・国内外での多くの実績。飲料だけでなく、製糖、化学など多くの分野で活躍。
測定:0 - 80 Brix
耐熱:0 - 100 ℃ (CIP/SIP時 最大 145℃、 30 分)
耐圧:0.1 - 10 bar (絶対圧)
接続:VARIVENT Type N (バリベント)
出力:アナログ 4 - 20 mA
※より高いグレードの L-Rix5100 、5200型 もございます。こちらは出力や接続方法、測定範囲や対象の選択が可能ですので、併せてご検討ください。
・出荷時に校正しているため、現場作業は必要ありません。
■信頼性が高くメンテナンスフリー
・可動部品が一切無い
■原材料の使用を最適化
・スタートアップにかかる時間を短縮し生産コストを低減
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株式会社アントンパール・ジャパン