最終更新日:
2021-08-17 15:57:02.0
上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。
Al2O3とZrO2は、熱的にも化学的にも安定した材料です。バルク中のKやNaなどの夾雑元素を測定することで、
Al2O3とZrO2は、熱的にも化学的にも安定した材料です。こうした特性をもとに、高温断熱材、熱シールド、保護コーティングなどに使用されています。バルク中のKやNaなどの夾雑元素を測定することで、製品の純度や最終製品の性能に関する情報が得られます。
Al2O3とZrO2の微量元素分析では、これらの酸化物が最も溶解しにくい物質であるため、サンプル分解が最も困難な工程です。
従来の溶融分解ではサンプルに不純物が混入する ため、湿式分解を選択する必要があります。
湿式化学溶解が可能かは、サンプルの結晶構造、夾雑元素の含有量、サンプルの粒子径によって異なります。
適切な化学的手法と高性能のマイクロ波分解システムを用いれば、許容範囲内の時間で良好な結果を得ることができます。大半のサンプルでは、この溶融技術による代替が可能になります。
サンプル
Al2O3 (90 % Al2O3)
Al2O3 (37 % Al2O3、55 % SiO2)
ZrO2 (90 % ZrO2)