上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。
DMAcとDMFは、医薬品や農薬の化学合成、人工繊維や人工皮革の製造によく使われる有機溶媒です。
はじめに
各種化学反応は、N, N‐ジメチルホルムアミド(DMF)またはN, N‐ジメチルアセトアミド(DMAc)中で行うのが最も適しています。溶解力が高いという特徴を生かし、医薬品、可塑剤、接着剤、合成皮革、繊維、フィルム、表面コーティング、 インク、染料などの製造に使用されています。
この極性溶媒は、各種基質の溶解力が高く、アニオンを溶かすことができるため、注目されています。DMFとDMAcはどちらも、合成物の骨格を構築するために、自身の原子を1つ以上与えることで、多くの反応に関与しています。
どちらも水や多くの有機溶媒と混和します。
アントンパール社のL-Rix 5100インライン屈折計は、DMAcやDMFの連続濃度モニタリングに適していることが証明されています。生産ラインやタンクに直接設置して、リアルタイムに濃度(%)を測定することができます。
回収した沈殿剤または溶媒の濃度は重要なパラメータであり、 品質管理に最適なデータを提供します。
関連情報
・安心のアントンパール製
・安定した測定を実現
・国内外での多くの実績。飲料だけでなく、製糖、化学など多くの分野で活躍。
測定:0 - 80 Brix
耐熱:0 - 100 ℃ (CIP/SIP時 最大 145℃、 30 分)
耐圧:0.1 - 10 bar (絶対圧)
接続:VARIVENT Type N (バリベント)
出力:アナログ 4 - 20 mA
※より高いグレードの L-Rix5100 、5200型 もございます。こちらは出力や接続方法、測定範囲や対象の選択が可能ですので、併せてご検討ください。
L-Rix インラインセンサは、卓上型の屈折率計と同様、臨界角に基づいて液体の屈折率を測定します。
測定プリズムはL-Rixと液体サンプル間の界面として機能し、光源でプリズムとサンプル液体の間にある境界層を照射します。角度により光線の一部は全反射し、他の一部は部分反射しますが、ほとんどは屈折して液体に入ります。この反射光をCMOS アレイで検出し、臨界角を測定します。この角度を使用して屈折率(nD で表す) を測定し、必要に応じて濃度を計算します。
◎屈折率計の得意・不得意
屈折率計は溶液の濃度を測定します。測定部が平滑なデザインのセンサーが多く衛生的なデザインが可能です。また、多少の気泡や固形分の影響を受けずに溶液の濃度を測定することができます。
一方、固形分も含めた濃度の測定をしたいとき、スラリーの固形分濃度を測定したい時などは、密度計が最適かもしれません。アントンパールでは、L-Dens7400シリーズがラインナップされています。
また、プリズム部が接液するため、付着性の高いサンプルや、着色汚れの影響を受けます。事前にサンプルと測定原理のマッチングを確認しましょう。
濃度: 0 - 66 %
温度: 40 - 60 ℃
精度: 0.1 %
他の測定レンジ、物質がご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ
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株式会社アントンパール・ジャパン