上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。
手洗い用食器洗剤の調製では、適切な洗浄特性と貯蔵安定性を得るために、界面活性剤、各種添加剤、着色料、香料などの配合を制御(以下略
アントンパール社のインライン屈折計L-Rix 5100は、手洗い用食器洗剤の総溶解固形分の測定に非常に適しており、正確な溶解・ブレンドプロセスを保証します。
手洗い用食器洗剤は、家庭用化学薬品の中でも最も重要なグループの一つです。
手洗い用食器洗剤の配合は、科学であり芸術でもあります。製品の性能、外観、安全性、コストのバランスが求められる一方で、ユーザーは高い洗浄力、泡の持続性、肌へのやさしさ、使いやすさ、心地よい香りを求めているのです。
物理学や化学の観点から見ると、手洗い用食器洗剤は界面活性剤と香料、防腐剤、増粘剤、着色料などの各種添加剤を水に溶かしたものです。
製造工程では、一般的に分散・分配混合、各種成分の溶解、加熱・冷却のための伝熱、パイプライン輸送、ろ過、充填などが行われます。
手洗い用食器洗剤の総溶解固形分を統合的に全自動で測定することで、製品の最終的な品質に重要な溶解とブレンドを適切に行うことができます。アントンパール社は、最高の精度と信頼性で、最大100%および最高120°Cの手洗い用食器洗剤の総溶解固形分測定を実現します。
関連情報
・安心のアントンパール製
・安定した測定を実現
・国内外での多くの実績。飲料だけでなく、製糖、化学など多くの分野で活躍。
測定:0 - 80 Brix
耐熱:0 - 100 ℃ (CIP/SIP時 最大 145℃、 30 分)
耐圧:0.1 - 10 bar (絶対圧)
接続:VARIVENT Type N (バリベント)
出力:アナログ 4 - 20 mA
※より高いグレードの L-Rix5100 、5200型 もございます。こちらは出力や接続方法、測定範囲や対象の選択が可能ですので、併せてご検討ください。
L-Rix インラインセンサは、卓上型の屈折率計と同様、臨界角に基づいて液体の屈折率を測定します。
測定プリズムはL-Rixと液体サンプル間の界面として機能し、光源でプリズムとサンプル液体の間にある境界層を照射します。角度により光線の一部は全反射し、他の一部は部分反射しますが、ほとんどは屈折して液体に入ります。この反射光をCMOS アレイで検出し、臨界角を測定します。この角度を使用して屈折率(nD で表す) を測定し、必要に応じて濃度を計算します。
◎屈折率計の得意・不得意
屈折率計は溶液の濃度を測定します。測定部が平滑なデザインのセンサーが多く衛生的なデザインが可能です。また、多少の気泡や固形分の影響を受けずに溶液の濃度を測定することができます。
一方、固形分も含めた濃度の測定をしたいとき、スラリーの固形分濃度を測定したい時などは、密度計が最適かもしれません。アントンパールでは、L-Dens7400シリーズがラインナップされています。
また、プリズム部が接液するため、付着性の高いサンプルや、着色汚れの影響を受けます。事前にサンプルと測定原理のマッチングを確認しましょう。
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株式会社アントンパール・ジャパン