株式会社アントンパール・ジャパン

ラマン分光とマイクロウェーブの複合システムによる合成プロセス: 合成時の中間体の成分解明 

最終更新日: 2023-04-21 16:33:47.0

上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。

マイクロ波システムを用いることで合成を迅速化させます。ラマン分光法は化学反応をモニタリングし終点をin situで決定します
このレポートでは、アントンパール社のマイクロ波・ラマン複合システムのポテンシャルを示すために、 3-アセチルクマリンの合成のin situモニタリングについて紹介します。クマリン類は、多くの植物に含まれる重要な天然化合物で、様々な生物学的活性(抗菌性、抗酸化性、抗凝固性など)を持っています。 [1, 2] 香水、化粧品、殺虫剤、医薬品などの添加物として広く用いられています。 [2]
このレポートでは、中間体を経由して二環構造が構築される、典型的な有機合成のモデル系として役割を果たしています。通常は中間体を得られず、生成物しか分析できない反応でも、Cora 5001ラマン分光計とMonowave 400 Rを組み合わせることで、中間体を追跡することができます。そのため、反応メカニズムや反応速度の研究が可能となり、反応プロセスに対する理解を深めることができます。

今回合成したクマリンの誘導体である3-アセチルクマリンは、ピペリジンを触媒として、サリチルアルデヒドとアセト酢酸エチルから縮合反応で生成する(図2の反応スキームおよび表 1の使用した化学物質 を参照)。

関連情報

マイクロ波合成装置Monowave 400R +ラマン分光
マイクロ波合成装置Monowave 400R +ラマン分光 製品画像
マイクロ波加熱は「局所」を「選択的」に「迅速」に加熱する特性を有します。マイクロ波吸収性の極性基を持つ被反応物は直接加熱されます。

Monowaveは、化学反応全体の溶媒比較に理想的な機器です。最後に、ガラスバイアルに適さない化学物質(フッ素化剤またはアルカリ性サンプル)でさえ、化学的に不活性で堅牢なSiC容器で処理できます。

工具不要で再利用可能な消耗品により、時間、支出、および環境を節約します
各反応バイアルはツール不要で、再利用可能なバイアル、セプタム、およびキャップを使用して、所有コストと研究の環境フットプリントを削減します。

お問い合わせ

下記のフォームにお問い合わせ内容をご記入ください。
※お問い合わせには会員登録が必要です。

至急度  必須
ご要望  必須
目的  必須
添付資料
お問い合わせ内容 
【ご利用上の注意】
お問い合わせフォームを利用した広告宣伝等の行為は利用規約により禁止しております。
はじめてイプロスをご利用の方 はじめてイプロスをご利用の方 すでに会員の方はこちら
イプロス会員(無料)になると、情報掲載の企業に直接お問い合わせすることができます。
メールアドレス

※お問い合わせをすると、以下の出展者へ会員情報(会社名、部署名、所在地、氏名、TEL、FAX、メールアドレス)が通知されること、また以下の出展者からの電子メール広告を受信することに同意したこととなります。

株式会社アントンパール・ジャパン

カタログ マイクロ波前処理・マイクロ波合成一覧(376件)を見る