苛性ソーダは主にソーダの電解プロセスで作られています。電解方式にはイオン交換膜式(IM 法)と隔膜式(D 法)とがありますが、IM法が多く用いられるようになっていています。
どちらの方式においても電解で得られた溶液を濃縮し、製品苛性ソーダを作る工程が必要です。
また、製造時の苛性ソーダの回収や、その後の精製、再生プロセスに使用することも可能です。他に、濃縮工程、希釈工程などで実績があります。
オンライン密度センサーのパイオニア、アントンパールが提供する高精度な密度センサーで水酸化ナトリウム水溶液の測定が可能な水酸化ナトリウムモニター(苛性ソーダモニター)です。
接液材質の変更も可能な連続測定用センサーのため、幅広い可能性を秘めています。メンテナンスも不要です。密度を直接測定し、濃度に多項式で換算するため、再現性の高さに自信があります。
現状の濃度計では解決できない問題がある場合、アントンパールのセンサーならば解決できるかもしれません。ぜひお問い合わせください。
基本情報
測定対象 : 水、水酸化ナトリウム(苛性曹達)の混合液
測定範囲 : 0-50% (他のレンジについては応相談)
温度範囲 : 0-100℃ (他のレンジについては応相談)
精度 : 0.05%
接液材質 : インコロイ
出力は、密度値、苛性ソーダの濃度値の選択が可能です。密度については、現状の密度値以外に、一定温度の密度値に換算することもできます。
ガラスやプリズムを使用しておらず、アルカリに強いインコロイ(incoloy)が接液部に選択できるため、長期間安心して測定が可能です。また、国内防爆にも対応可能です。
仕様は、実用例ですので、他の測定範囲でも対応可能です。ぜひご相談ください。
価格帯 | 100万円 ~ 500万円 |
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納期 | お問い合わせください |
型番・ブランド名 | L-Dens7400Inc |
用途/実績例 | プロセスラインでの水酸化ナトリウム濃度測定 プロセス: 精製した塩水で電気分解を行い、水酸化ナトリウムと塩酸を生成します。陰極側の水酸化ナトリウムを濃縮缶で水分を蒸発させて濃縮します。目標の濃度は48%程です。 IM 法では、陰極液出口部に密度式苛性ソーダ計を設置します。この測定値で苛性ソーダが一定の濃度になるよう濃縮缶を制御します。さらに、濃縮缶の出口側にセンサーを設置することで、工程の管理を行うことが可能になります。 出力:アナログ 4-20mA、HART、Modbus RTU、PROFIBUS DP、PROFINET IO、周波数など |
詳細情報
アントンパールのオンライン密度計 L-Dens7x00シリーズは、コンパクトでありながら、高精度で高い安定性を誇るオンライン密度センサーです。JISをはじめ各国の規格で密度の測定方式として定められている振動式密度測定方式を世界で初めて製品化したのがアントンパールであり、密度測定のパイオニアです。
飲料、化学、各種オイルなど、様々な液体に対応しており、計測した密度、温度から濃度値を換算することも可能です。工場での生産管理のほか、テストベンチや連続濃度測定など、研究開発の分野でもご使用いただけます。
濃度測定については、Brix, Plato, エタノール濃度, APIなど様々なプログラムを有しております。
出力のオプションも多様で、センサーから直接測定値を出力できるほか、パワフルな表示変換機と組み合わせて製造製品、研究目的に合わせた細かな制御や補正をかけることが可能です。
配管への取り付けは多彩なアダプターが用意されておりますので、ご選択いただけます。
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