非球面レンズは、バーコードスキャナーやレーザーダイオードコリメーション、またOEMや研究開発のインテグレーションを始めとする一連のアプリケーションにおいて、球面収差を取り除くために用いられます。一枚レンズデザインの非球面レンズの使用は、レンズ複数枚で構成された光学アッセンブリ品でのレンズ枚数の最小化に役立ちます。
レンズの第一面に球面形状を採用する従来のレンズとは異なり、非球面レンズは、レンズの中心から端面にかけての曲率が徐々に変化する、より複雑な面形状を採用しています。レンズ総枚数の削減は、システムとしての大きさや重量の削減に貢献するだけでなく、組立工程の単純化にも貢献します。非球面レンズを、レーザーダイオードからの出力の集光を始めとするアプリケーションに採用すると、トータルコストを削減するばかりでなく、従来の球面レンズを用いてデザインされたアッセンブリ品の性能を超えることも可能になります。
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基本情報
非球面レンズは、高度な光学設計と製造技術を必要とします。高価ながらも、その光学性能と色収差の補正能力から、多くの分野で広く使用されています。例として、写真用レンズ、望遠鏡、顕微鏡、光学検査装置、医療用装置、レーザーデバイス、宇宙望遠鏡などが挙げられます。
非球面レンズは、色収差(クロマティック・アバレーション)をより効果的に補正することができます。これにより、異なる波長の光がほぼ同じ焦点に収束し、色ずれや虹彩縞の現象を軽減します。また、球面レンズよりも高い光学性能、優れた歪曲補正能力を持っており、更によりコンパクトで薄いデザインを実現させています。
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用途/実績例 | Edmund Optics (EO)は、光学部品、画像、フォトニクス技術のリーディングカンパニーです。R&D、エレクトロニクス、半導体、製薬、バイオメディカルなど、世界中のマーケットをサポートしています。EOの製品は、DNA分析から網膜による個人認証、また高速FA用途に至るまで、幅広いアプリケーションに用いられます。EO最新の製造ケイパビリティとグローバル物流ネットワークの融合により、光学部品を在庫販売するNo.1サプライヤーとして、市場で認知されています。日本のお客様は、現地法人のエドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社がサービス致します。 |
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